例年より10日ばかり早い梅雨入りを迎えましたが、昨日今日と早くも「梅雨の中休み」という
空模様です。
雨には雨の情緒があるとは言うものの、やはり山歩きとなると晴れてくれるのは有難いものです。
さて、今日の画像は、梅雨の時期に谷筋でよく見られるタニウツギです。
まあ、どう撮っても綺麗に撮れちゃいそうな花なので非常に助かりますが(笑)
ウツギ(空木)と呼ばれる樹木にはスイカズラ科に分類されているものと、ユキノシタ科に
分類されているものがあります。そこで属名では混乱を回避するため、スイカズラ科のものは
タニウツギ属、ユキノシタ科のものはウツギ属と、属名を使い分けています。
ウノハナと呼ばれるウツギはユキノシタ科で、このタニウツギはスイカズラ科です。
大雑把な見分け方としては、白い花であればユキノシタ科ウツギ属、赤い花であれば
スイカズラ科タニウツギ属のものが多いようです。
勿論、何事にも例外があって、ツクバネウツギなどは白系統の花を咲かせますが、こちらは
スイカズラ科タニウツギ属になります。
タニウツギ<スイカズラ科 タニウツギ属> 落葉低木
昨日、駅前のヤマボウシの木でカラスの子が巣立ちの練習をしていました^^
瑞々しい葉っぱの間にいるとカラスも可愛く見えました。
タニウツギは私の散歩道にもあります。野の花とは思えないほど華やかですね^^
卯の花がウツギ科、同じウツギの名を持つタニウツギはスイカズラ科。
分類は難しいですね^^;勉強になりました。
ウツギもスイカズラも香りが高いので鼻が先に見つけます^^
群れから離れてつがいで子育てをしているようですね。
巣立ちの練習をしている健気なカラスの子、この時ばかりはガンバレ!って応援したくなります。
タニウツギのこの明るい色合が何とも言えません。
群生している谷間では、そこだけがパッツと明るくなったような錯覚を覚えるほどです。
美しければ美しいで、それをどう表現したらいいのか?
これがまた悩ましい問題でありまして(笑)
それでは