雑木林に普通に生える落葉小高木で、和名は果実の味が「えぐい」ことに由来すると言われて
いますが、果実の皮に含まれる有毒のエゴサポニンには麻酔効果があり、すり潰すして川に流し、
魚とりに使われたりしました。(もちろん違法な漁です)
木材としては幹があまり太くないため、用途はあまり広くありませんが、和傘の頭と、柄の
中間の開閉時に上下する場所に「ろくろ」と呼ばれる和傘独特の部品が必要で、これを作る
のに用いられるのが、このエゴノキの材です。もっとも現在、「ろくろ」は殆ど生産されていません。
エゴノキ科エゴノキ属
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