四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

観音崎フェスティバルへ

2017年11月08日 19時57分49秒 | お出かけ
11月になって天候も安定してきたこともあり、私の住む地域では各種のイベントが
活発に行われています。
昨年に続き、先週の祭日に行われた「観音崎フェスティバル」に細君と共に行って
参りました。



ご存知の方もおられると思いますが、かのジョナサン・スウィフト著「ガリバー旅行記」は
観音崎がモデルとも言われ、このガリバーにちなんだ催し「ガリバーブーツなげ大会」等の
ユニークな物も含めて、町おこしも含めた意欲的な企画が多く楽しみなイベントでもあります。

午前中は諸々のスケジュールもあり、午後から出かけたのですが、3箇所ある大型の
駐車場はいずれも満杯で、20分待ちでやっと入れました。これだけの人員を集め、
フェスティバルの人気は、年ごとに上がっているとの印象を持ちました。

購読新聞に折り込まれていた抽選券を使うべく、早速、パークセンターの抽選会場に
出向きました。細君は残念ながら参加賞でしたが、私は運よく赤玉を引き当て、大当たりの
鐘と共に、グリコ社の巨大お菓子セット(20数種類のお菓子詰)を頂きました。
景品は結構豪華で、金賞は京急ホテルのペア宿泊券、銀賞はスパッソのペア入浴券でした。

メイン会場でのアイドルユニットによる歌とダンスには「追っかけ」と見られる若いフアンが、
舞台のアイドルとコラボするかのようにノリノリで踊り、まさにフェスティバルにふさわしい
盛り上がりを見せていました。
ただ、お年寄りチームの日本舞踊になると、それらの観衆は潮が引くように消え、少し寂しい
状態でした。



その後、景観美にあふれた観音崎美術館に企画展と常設展を見学に行きました。この日は、
フェスティバルの一環として入場料は無料と、粋な図らいにニッコリとしました。
さすがにいつもと異なり、かなりの入場者で子供たちの元気な声もこだましていました。

企画展では、亀山達矢氏と中川敦子氏からなるtupera tupera(ツペラツペラ)で、
『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)や『パンダ銭湯』(絵本館)などの人気絵本はもちろん、
これまで彼らの手がけた数々の絵本原画や雑貨、手づくりおもちゃなどを一堂に展示され、
子供連れのお母さんたちの興味を集めていました。

私たちは、新たに二点展示されたキュービスム的構成の島田章三氏の作品と、今年文化勲章を受けた
奥谷博氏の200号を越える大作、「哀詩」からあふれる祈りの想いに惹かれました。

秋晴れの空のもと、海の蒼さ、空の碧さ、それらに溶け込む美術館の景観と作品にすっかり魅了された
一日となりました。
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