四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

おのれに刻む

2021年01月14日 20時34分16秒 | 日々の歩み
2021年が明け、すでに二週間がまもなく過ぎようとしていますが、大寒に向け気温の乱高下が予報されています。
コロナ禍の下、風邪には極力かからないように注意したいのですが、体調管理の難しさを感じます。

さて、新型コロナウイルス感染症は感染爆発にも似た感染拡大が首都圏を中心に依然続いております。
菅義偉首相は、7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都と神奈川、埼玉、千葉の3県に
緊急事態宣言を発令しましたが、昨日13日、大阪、京都をはじめ7府県を追加しました。
その後の記者会見では「厳しい状況を好転させるために欠かせない措置」として国民への理解を
もとめました。
さらに、本日14日、東京都で確認した新型コロナウイルスの感染者は1502人で、都内の感染者は
8万人を超えました。



私達も、マスク着用や不要不急の外出自粛はすでに実施済みですが、さらに通勤等日々の生活を
見直し、自らできる感染防止策をスモールステップでやっていきたいと思っています。
プールや公園等、周辺の自治体の施設も今週から閉鎖され、体力維持や気分転換の手段は
狭められていますが、密にならない散歩やジョギング、自転車、読書等、諸々工夫しつつ
凌いでいくしかないですね。



こんな日々の中でも、熱海桜は寒風に負けずに三分咲きに開花し、菜の花も陽だまりに
咲きはじめています。
また、海の色も冬の蒼空を映し澄明な輝きを見せています。こんな情景に寄せて即興で
詠んだ短歌を、掲載させて頂きます。



 ☆憂鬱な年は続くや初春も 光に荒ぶコロナ禍さらに
 ☆未だなおコロナ禍荒ぶ初春に 富士の白銀けがれ無きまま
 ☆初春の光も淡き冬木立 硬き冬芽にうすら陽揺るる
 ☆ふる里に感染広がる報に触れ 帰省やめたる選をうべなう
 ☆海、空と語りつくせし岬森 今は静かに深き眠りに 
 ☆冬木立 空と大地を繋げたる コロナ禍なれど光溢るる
 ☆マスクして曇る眼鏡に映りたる夕暮れの街 閑散として

 ☆滑りくる落ち葉を踏むもコロナ禍の 築地うらみち人影もなく
 ☆揺るがざる覚悟なきまま年重ね コロナ禍の中なおも揺らぎて
 ☆マスクして越えたる年を惜しみつつ 悔い重ねるもなお前向く
 ☆色もなく末枯れし森に一人来て 冬芽ひそかに膨らむを見ゆ
 ☆守りたき重き命はあるものの 籠るすべしか持たぬ哀しさ
 ☆コロナ禍に沈む列島ひたひたと おのれに刻む「今日晩年」を
コメント (4)
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