四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

酔芙蓉

2013年09月14日 10時08分14秒 | 写真
 晩夏を彩る花の中で、酔芙蓉には格別の思いを抱いて参りました。

 晩夏の陽光の中で純白の大輪の花を開き、空が茜色に染まるころ
その色をまとうかのように花びらを染め静かに散っていきます。

 楚々として咲きながらもひと日の花の命を全うし、きっぱりと散る
花の矜持に幾たびか諭される思いを抱いて参りました。

そんな花を、31音律の短歌の器に盛ってみたいと思います。

 ☆きみ偲ぶ 思いのゆえか 酔芙蓉 白き花弁を くれないに染め
 ☆それぞれの想いに染まる 酔芙蓉 触れもみざりし 血潮にも似て
 ☆夕茜まといて咲ける酔芙蓉 絶ちえぬ思い 秘めてなお燃え
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