第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その171 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」の「返歌」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中で自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。飛び入り歓迎です。
「咲き盛る 河津桜」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆陽春の庭に出でれば紋白蝶 梅が咲いたと触れ廻るなり
西BOOさん
★梅が枝に飛び交うメジロの賑々し チーチー囀る甘き求愛
夕庵さん
★野良猫かメジロ滅多に顔みせぬ 椿に梅が咲き誇れども
西BOOさん
★満開の梅の花の愛しさよ より来るメジロもおなじに愛し
夕庵さん
☆闘病の妣へパジャマを買ひしこと 小花模様の春色哀し
みっちっちさん
★吾の縫いしスカートにそっと足通す 和服ばかりの亡母の日常
夕庵さん
★クローバー探す少女ら原っぱに スカートの円丸くして春
みっちっちさん
★嫩葉萌ゆ 原野にうち出寝転べば 雲雀は高く空に消えたり
夕庵さん
★天平の鴟尾かがやきて 揚雲雀 天心目指し声高々と
みっちっちさん
★うららかな春の日差しの草原に 「チュルリ・ピチュリ」とヒバリの飛翔
夕庵さん
★春空へ大ホームラン 少年を称ふるやうに雲雀の飛翔
みっちっちさん
★誉めて子の指導する監督に 叱る・体罰 頭にあらず
夕庵さん
「咲き初める 白梅」
☆春月のやはらに妣のこころ見ゆ 吾(あ)に降りそそぐ孤高の光
みっちっちさん
★白梅はぽこぽこ咲きて春を呼ぶ 洞ふたつ持つ孤高の盆栽
夕庵さん
★かざす手に日の濃く淡く 白梅のはち切れさうな蕾数へて
みっちっちさん
★風雪に耐えて開きぬ白梅に 光やさしくエールを送る
夕庵さん
★花街のちさき稲荷のしだれ梅 手をはんなりと舞妓祈りぬ
みっちっちさん
★梅園の野点の席にあでやかな 舞妓の笑みてにおう春風
夕庵さん
★華やぎの花見小路に 舞妓らの 銀のかんざし春風に揺れ
みっちっちさん
★訪ねしは石塀小路の曲がり道 ぼんぼり淡し横顔寂し
夕庵さん
★花街の曲がり角にて肩触れし 横顔いづこで会ひしデジャブか
みっちっちさん
★花街の笑顔の外人青年は 日本文化に感銘しきり
夕庵さん
★外人の浴衣姿は靴履きて 裾は短く胸ははだけて
みっちっちさん
★身の軽くスニーカー履きて春の町 五感ふるわす発見あるやも
夕庵さん
☆果て知らぬ悲しみ癒えぬ日々の中 君ら逝きたる 春巡り来る
ポエット・M
★震災を乗り越え建てた家々に 靡く山火事容赦を見せぬ
西BOOさん
★悔しさも辛き想いも秘めきたる 今また襲う 無念山火事
ポエット・M
☆悔しさも辛き想いも秘め来たる 今また襲う 無念山火事
ポエット・M
☆山火事は自然の甚振り雨降りて 鎮火宣言なるも痛まし
夕庵さん
★山火事に 地震・津波と幾たびを われらを試す 天地の神は
ポエット・M
★ふたたびの災害なるも夢でなし かける言葉も浮かびもせずに
夕庵さん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「咲き初める 椿」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆澄みわたる空に伸びるや木蓮の ためらい開く白き花びら ポエット・Mさん
★山中にひっそりと咲く木蓮に 誰に聞いたか写真家集う 西BOO
※写している写真家の人に聞いてみると、その木蓮の写真で誰かが賞を取られたとのことでした。
よろしくお願い致します。
西BOOさんへの返歌です。
☆山中にひっそりと咲く木蓮に 誰に聞いたか写真家集う 西BOOさん
★青空に串さす如く木蓮の 白きつぼみの まとう凛々しさ ポエット・M
よろしくお願いいたします。