仙ノ倉山の翌日は日本百名山の平ヶ岳へ。
■コースタイム
5:15~5:45平ヶ岳登山口→(途中20分休憩)→8:10~8:15玉子石→9:10~9:55平ヶ岳→10:20姫ノ池→(途中10分休憩)→12:15ヒカリゴケ生息地→12:25平ヶ岳登山口 ★行動時間:5時間20分
平ヶ岳は鷹ノ巣から登る場合、往復12時間以上かかるが途中で宿泊できないという日帰り最難関の山。
中ノ股林道を経由する「プリンスルート」の場合6時間もかからずにで往復できる。
この林道は一般車両通行止めで、銀山平民宿に泊まって送迎を依頼する必要がある。
朝4時に民宿を出て未舗装の林道を通り登山口に5時15分に到着した。
朝食のおにぎりを食べ準備して5時45分に出発。
暑かったが前日と違い湿度が低かったのであまり不快ではなかった。
快晴は下山までずっと続いた。
沢を渡ると樹林帯となり急登が2時間半近く続いた。
急登を終えると湿原となり平ヶ岳が現れた。
平ヶ岳は名前の通り平らな丘のような山だった。
有名な玉子石を見たあと湿原を通って平ヶ岳に向かった。
湿原のところどころに池塘があった。
池塘の水面には青空が映っていた。登山者が少なく牧歌的な雰囲気だった。
途中、尾瀬の燧ヶ岳や越後三山の越後駒ヶ岳や中ノ岳がよく見えた。
9時10分、標高2141メートルの平ヶ岳登頂。
これで登頂済みの日本百名山は21座。
山頂は平たくて山頂標識がなければ山頂とはわからなかった。
山頂は木々に囲まれ眺めがよくなかった。
山頂から少し外れると開けた場所に出た。
尾瀬の山々を見ながら昼食を取った。
とてものどかな雰囲気で山頂でコーヒーを飲みながら雑談したり、昼寝でもしてのんびりとしたかったが、バスの出発時間があるので叶わなかった。
下山は姫ノ池を経由した。
姫ノ池はとてもきれいだった。
テントを張るのが許されるのであればここで張って一泊したいと思った。
登山口を目指して急傾斜をひたすら下った。
登山口に近い沢に着き、沢のそばの湧水をくんでいる最中に民宿の主人が登山者数名を連れてやって来た。
主人が「ヒカリゴケが見られる場所が近くにあるので行きませんか?」と誘ったので誘いに応じた。
ヒカリゴケは登山道から外れた岩と岩のすき間にあった。
すき間を覗くとヒカリゴケが見えた。
ヒカリゴケを見るのは初めてだったが、他の登山者によるとヒカリゴケの生育地としては大規模ということで驚いていた。
思いがけずよいものを見ることができた。
平ヶ岳はゆっくりと滞在したくなる山だった。
プリンスコースについては賛否両論あるようだが、私個人は短時間で行けるコースがあってよかったと思っている。
■写真一覧
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