生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2015年7月5日 至仏山

2015年07月09日 | 日本百名山登山


7月に入ったので「日本百名山登山強化期間」開始。
1回目のこの日は尾瀬の至仏山。

■コースタイム
5:30鳩待峠→6:35~7:05尾瀬植物研究見本園→7:05~7:20休憩→8:00森林限界(高度計では1635メートル)→8:55~9:10休憩→10:20~11:10至仏山→11:50小至仏山→12:20~12:30休憩→12:30~12:40オヤマ沢田代→13:40鳩待峠 ★行動時間 6時間40分

今回は尾瀬での滞在時間が約9時間設定されている夜行バスツアーを利用した。
移動中は雨が強く降っていた。
途中、体調が悪くなった乗客が前橋の先のサービスエリアで緊急下車し、救急車で運ばれるというハプニングがあったが、予定よりも早く鳩待峠に着いた。
鳩待峠では雨がすっかり上がっていた。

バスの集合時間までは自由行動となった。
峠から木道を歩いて山の鼻へ歩いた。
木道は雨に濡れて滑りやすかったが、雨に濡れた木々はきれいだった。

山の鼻ビジターセンター前の温度計は11度を指していた。
まったく寒さを感じなかったが、尾瀬は7月といえどもまだ気温が低い。

登山口に行く前に尾瀬植物研究見本園を一回りした。
水芭蕉が多数あったが、もちろん花はすっかり終わっていた。
初めて水芭蕉を見たが想像以上に大きくて驚いた。
ニッコウキスゲはまだ早かった。
ワタスゲがあった。
わたあめのようなふわふわした外観を期待していたが、雨に濡れ綿毛がぺったりとくっついてしまい残念な姿になっていた。
見本園からはこれから目指す至仏山と同じく尾瀬を代表する燧ヶ岳がよく見えた。

登山口からは眺望の冴えない樹林帯が続いた。
前日の雨で登山道が部分的に沢のようになっていて歩きにくかった。

高度計が1635メートルを表示したところで森林限界となり樹林帯が消えた。
説明板によると「至仏山は蛇紋岩という植物が育ちにくい岩でできているため他の山よりも森林限界が低い」とのことだった。


雨に濡れた蛇紋岩は滑りやすかった。
登山道のそばには、白、黄、ピンク、紫と色とりどりの高山植物が咲いていた。
登山口の説明板に「至仏山は高山植物の宝庫」とあったがまさにそう。
花の知識が皆無に近く何の花か分からなかったのは残念だったが、厳しい自然環境でけなげに咲く可憐な花々に心癒された。

山の鼻から山頂までは植生保護のため下り禁止で登りのみとなっている。
時折振り返りながら眺めを楽しんだ。

10時20分、標高2280メートルの至仏山に登頂。
これで登頂済みの日本百名山は16座。
山頂からは燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、越後駒ヶ岳や八海山等がよく見えた。

至仏山から小至仏山まで眺望のよい岩稜を歩いた。
こういう場所を歩くのは楽しい。

小至仏山からの下りでは、濡れた岩で足を滑らせないよう注意して歩いた。
鳩待峠と笠ヶ岳との分岐の先の湿原を進むと樹林帯になり鳩待峠まで続いた。

下山後、バスに乗り花咲の湯という温泉に立ち寄った。
露天風呂のそばには季節の花が咲く花壇があり花を眺めながら湯船につかった。

青空は望めなかったが、雨が降らなかったので梅雨の時期の天気としてはよい方だった。
至仏山は眺めがよく、いろいろな高山植物にも出会えて楽しい山だと思う。
今回は眺めるだけだった燧ヶ岳にもぜひ登りたい。
そして水芭蕉の時期にも尾瀬を訪れたい。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/342253/tn

■スライドショー
http://blog.goo.ne.jp/photo/342253/sl






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2 コメント

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Unknown (ひろ)
2015-07-11 22:16:48
強化期間、始まりましたね。

今週末は久しぶりに晴れたから
今日辺りちくわさん登っているのかなぁ
と思ってましたがどうだったでしょうか。

山の名前は馴染みがないので
燧ヶ岳(ひうちがたけ)とか読めなくて
検索してしまいました(笑)

写真を見ていると本当に
花が沢山咲いてますね。
私も尾瀬に行った時に水芭蕉を見て
その大きさに驚きました。
現地で花の図鑑を買って
それを見ながら木道を歩いた
記憶があります。

青空というわけではなかったようですが
ひどく雨に降られるといった事もなく
順調な滑り出しなのかな。









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ひろさんへ (生姜ちくわ)
2015-07-14 00:03:00
昨日は新潟にある巻機山に登りました。
こちらも日本百名山です。
ひろさんは街道歩きですか?

私も「燧ヶ岳」は読めなかったです。
今は読めますが、未だに書けませんが。

尾瀬は花が豊富でした。
やはり水芭蕉の大きさには驚きますよね。
図鑑があるともっと楽しめますね。

青空が一番良いのですが、雨に降られない分楽なのですからあまり贅沢言ってはいけないですね・・・。
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