生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2011年10月11日 東海道徒歩の旅9(金谷宿、日坂宿、掛川宿、袋井宿)

2012年02月18日 | 東海道徒歩の旅
3日目のこの日は、金谷駅から袋井駅まで25キロメートル程度歩いた。
通過した宿場は、金谷宿、日坂宿、掛川宿、袋井宿。途中で日が暮れてしまい、1時間強暗い中を歩く羽目になったが、道が単純で、街道沿いに目印となる松並木がところどころにあったので迷わず袋井駅までたどり着けた。

金谷宿の先の金谷坂と菊川坂の石畳は平成の世に復元されたものだが、古の東海道の風情が感じられて東海道を歩く人間にはうれしい。
ただ、石畳の道は、気をつけないと足首をひねる可能性があるので、舗装道の方がずっと歩きやすい。

箱根、鈴鹿と並ぶ東海道の三大難所の一つ、小夜の中山峠では上り坂と最後に出てくる急な下り坂がきつかったが、箱根越えには及ばず。
歌枕で名高いこともあり、街道沿いには小夜の中山を読み込んだ句碑があちこちに置かれていた。
句を読む限り、小夜の中山は相当寂しいところだったようだが、現在は茶畑が広がり開放的な雰囲気で寂しさを感じさせない。
ただ、街灯がほとんどないので日が暮れると間違いなく寂しい場所になる。

日坂宿は、小さな宿場だったが、江戸時代の旅籠が現存していたり、復原された高札場があったりと江戸時代の宿場の雰囲気が少し感じられた。
旅籠の内部は土日祝日に公開しているが、この日は残念ながら平日。

掛川宿では、掛川城を見学。
天守閣は日本で初めて木造で復元されたというもの。
掛川城のように、かつての姿で再建したものを見るのも面白いが、金谷宿の先にあった諏訪原城跡のように建物が失われ、堀や土塁のみが残るのを見るのもなかなか面白い。

袋井宿は、江戸からまたは京都から数えて27番目の、東海道のど真ん中の宿場。
「まだ真ん中」それとも「もう真ん中」・・・? 
捉え方はそのときの気分で変わりそうだ。


■写真一覧

その1
http://blog.goo.ne.jp/photo/148089/tn

その2
http://blog.goo.ne.jp/photo/148093/tn


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2011年10月10日 東海道徒歩の旅8(島田宿、金谷宿)

2012年02月15日 | 東海道徒歩の旅
東海道徒歩の旅2日目のこの日は藤枝駅~金谷駅まで15キロ程度を歩いた。
1日目に比べて距離が短し。
この日通過した宿場は島田宿と金谷宿。

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謡われた、江戸時代の東海道の最大の難所の大井川は難なく渡れた。
橋の上から見る限り、流れの速いあの川を船でなく肩車や蓮台で渡るのは怖そうだ。特に水深が深いときには・・・。
現代なら橋が流されない限り大井川をいつでも渡れるが、江戸時代には水深や川幅によっては川留めになり、渡れるようになるまで待たされて大変だったと思う。

大井川の手前の、島田宿大井川川越遺跡は往時の風情を伝えていてよかった。
金谷宿側には川越しの名残を感じさせるものが残っておらず残念だったが、かつては島田宿側と同じような雰囲気だったのだろう。

1日目、2日目と東海道を歩いていると思われる人を一人も見かけなかったが、今日立ち寄った観光案内所や展示施設の方の話では私と同様の目的の人は必ずいるとのこと。
やはり時間に余裕のある定年退職者が多いそうだ。
彼らはどの程度のペースで歩いているのだろうか、といささか気になる。


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その2
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2011年10月9日 東海道徒歩の旅7(府中宿、丸子宿、岡部宿、藤枝宿)

2012年02月13日 | 東海道徒歩の旅
約5ヶ月ぶりに東海道徒歩の旅へ。今回は7日間の旅。

1日目のこの日は、朝早く東京を出て、静岡駅から藤枝駅まで25キロメートル強を歩いた。東海道徒歩の旅で一日で歩いた距離では最も長い距離だった。自分では満足している。
が、江戸時代の女性が一日で歩いた8里(約32キロメートル)にはまだまだ及ばず・・・。

なんとか歩けたのは、丸子宿の丁子屋で食べたとろろ汁のおかげか・・・? 丁子屋で出てきたおひつににはどんぶり2杯も麦飯が入っていて、完食は厳しいと思ったが、不思議なことにとろろ汁をかけると麦飯がするする入り、見事完食。男性なら麦飯をお代わりすることだろう。

この日通過した宿場は府中宿、丸子宿、岡部宿、藤枝宿と4宿。藤枝宿に入ったころには日が落ちてすっかり真っ暗。幸い商店街の明かりや街灯が照っていたので暗闇に迷うことなく歩けた。宇津の谷以外は平坦な舗装道。

よかったのは宇津の谷の町並みと宇津の谷峠。古いものがあまり残っていない東海道では、往時を偲ばせてくれる場所は印象に残る。特に宇津の谷峠では、江戸時代の旅人が歩いていそうな雰囲気だった。宇津の谷峠は箱根峠と比べ物にならないほど楽な道だったが、峠の道は多少なりとも苦労するので平坦な道に比べて記憶に残るものだ。


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2012年2月5日 玉川上水散歩6(富士見ヶ丘駅~四谷大木戸跡)イベント主催

2012年02月12日 | 都内散歩イベント主催
この日のイベントは、玉川上水散歩シリーズの最終回。
参加者は管理人も含め6名で、男性4名、女性2名。うち初参加の方が3名(参加者の皆様、ありがとうございました)。

前回までは木々の繁る中流れを見ながら歩いていたが、今回は暗渠となった上水の上を歩くという趣の異なった散歩となった。
玉川上水の痕跡が全く分からない場所もあったが、緑道になっている場所は地図で見ると上水の存在が感じられて興味深かった。
3箇所で玉川上水の流れが久しぶりに登場したときにはちょっとうれしかった。

途中、新宿副都心に寄り道して、玉川上水とも関連のある淀橋浄水場跡、十二社池跡等、ブラタモリに登場した場所を歩いた。
今の高層ビル街からは、かつては新宿駅の近くに浄水場が広がっていたことが考えられない。

都庁展望室からの眺めはよかった。
富士山が見えたらなおよかった。

玉川上水内藤新宿分水散歩道ではゆっくり歩きたかったが、閉門時間ぎりぎりだったので急ぎ足になった。

最終的に無事四谷大木戸まで歩くことができてよかった。
今回のイベントのように用水や川等の水の流れに沿って歩くのは面白い。
またこの種のイベントをしてみたい。


■コース
富士見ヶ丘駅→浅間橋→玉川上水第二公園→玉川上水第三公園→築地本願寺和田堀廟所→玉川上水永泉寺緑地→玉川上水緑道→玉川上水第二緑道→笹塚緑道→大山緑道→幡ヶ谷緑道→西原緑道→初台緑道→代々木緑道→玉川上水モニュメント→淀橋浄水場記念碑→東京水道発祥の地→新宿中央公園→熊野神社→十二社池跡→東京都庁展望室→石樋→玉川上水内藤新宿分水散歩道→余水吐跡→玉川上水水番屋跡→水道碑記→四谷大木戸跡碑→四谷大木戸跡→四谷三丁目駅


■写真一覧
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