続・知青の丘

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正しい母の日の過ごし方!?(ハンセン病市民学会)

2013-05-14 11:10:08 | ハンセン病市民学会など
第9回ハンセン病市民学会in熊本

全体統一テーマ いま、「いのち」の意味を問う!
  ~ハンセン病回復者をとりまく現状と将来へのメッセージ~
     2013年5月11日(土)at熊本県立劇場・熊本学園大学
           ~5月12日at菊池恵楓園

分科会Dに参加させてもらい拝聴。
5月12日9:00~12:00:菊池恵楓園・文化会館
『ハンセン病問題研究のあらたなる地平へ~病者の「生」をとらえるために~』
コーディネーター&ディスカッサント:廣川和花(阪大准教授・歴史学)
パネリスト:蘭由岐子(追手門学院大教授:社会学)
       松岡弘之(大阪市史料調査会調査員:歴史学)
       田中キャサリン(日本学術振興会外国人特別研究員:文学)
       高野弘之(埼玉県立文書館学芸員:アーカイブ学)

きょうのこの分科会Dは、
つぎのような視点から、4人の研究者が研究報告するということらしかった。
○「病者」の生活史、病の経験、主体形成の過程などに着目し「病者」が「生きること」を多様な角度からとらえる。
○地道な資料・史料の発掘や調査に基づき客観的で実証的な研究を重ねる。

で、一通り研究者の研究報告が終了し、
時間はほとんどなかったが、廣川氏は質問を受け付けた。

第1質問者の質問が長引きそうで時間切れにされたらたまらないと
思ったその人は、
「自分に30秒だけ時間を下さい」とさえぎって、

「今は和解の時代ですか?」

「国は(ハンセン病回復者が)死ぬのを待っているのですよ。
研究者は甘いですよ!!」

研究者をグサリ!研究者の話を拝聴していた人たちにもグサリ!!

ノルウェーは和解の時代を越えたとか、
日本や台湾は和解の時代の途上にある、
というような報告は研究者からあったようには思う。

確かに、日本のハンセン病政策や社会の偏見・差別によって人生を踏みにじられた人々にとっては和解などという生半可な言葉を簡単に使われたらたまらないのだろう。
「和解」という言葉は不適当と言えるだろう。

最前の人物は、心して研究に励めよと言いたかったのだと受け取ろう・・・。
・・・・・・・強制隔離や強制労働、断種・堕胎という国策に対する擁護説が、国賠訴訟以降参入した研究者間に台頭してきていると藤野豊・敬和学園大教授が寄稿(5月11日熊日掲載)して、述べていたことを想起させた・・・・

午後からの特別企画「ミナマタからハンセン、そして未来へ」(菊池恵楓園・恵楓会館)
のことは、後日~


帰宅したら、三男が「母の日カレー」を作ってくれていて、
遠方の息子からは、東京青山・「花茂本店」からの日通航空便で
真っ赤のカーネーションの鉢が送られてきていた。


ありがとうにありがとう。

(23:40)

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