教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

教育史学会で発表します

2016年09月30日 21時37分01秒 | Weblog

 明日は横浜国立大学で開催される教育史学会第60回大会に参加します。

 また、10時ちょうどから、「明治30年代半ばにおける教師の教育研究の位置づけ―大瀬甚太郎の「科学としての教育学」論と教育学術研究会の活動に注目して」と題して発表します。日本の教育学において、教師の教育研究の位置づけが、いつどのように始められたか。この問題について、一つの答えを示そうと思います。実験教育学の受容に関して、今まで研究されてこなかった史料も提示します。

 多忙すぎてやばいです。いろいろうまい具合にかみ合って、何とか回ってるのが不思議。腰が痛いので気をつけないと…

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シティカレッジ講義に出講します(高等学校の歴史)

2016年09月15日 23時55分55秒 | Weblog

 さて、9月17日(土)は、教育ネットワーク中国や広島市などが主催しているシティカレッジで出講します。10:00から11:30まで、合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)(広島市中区袋町6-36、袋町小学校のところ)です。受講無料。定員にはまだ空きがあります。受講には事前申し込みが必要なようなのでご注意ください。詳しくはこちら

 頼み込まれてこの仕事をやることになり、何をすればいいか迷いました。そして、やることにしたのは「高等学校の歴史」。明治から現在までの日本の高校史をたどって、高等学校とは何なのか考えます。元ネタは、勤務校ではない某大学での講義内容を軸にしてます。かつて通った高校、あこがれた高校、近所にある高校などを想定しながら、受講者が高校を考えるきっかけになればいいなと思っています。

 ちなみに10月8日(土)にも出講。こちらは「教室と筆記用具の歴史」。教室や筆記用具の歴史をあれこれたどりながら、教育のあり方を左右するものとは何か考えます。何気なく身の回りにあるものが、教育そのものを変える重要なものであったことに気づいてほしいなと思います。元ネタは、これもまた勤務校外の講義内容で、使える場面がなくてお蔵入りしていた内容。久しぶりに引き出して、手を加えます。

 やらなければならないことが日に日に増えております。終わらないのではなく、次々増えます。どうなってるのでしょうね。

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『復刻版東京府教育会雑誌』のパンフレット・第1回配本

2016年09月07日 21時37分00秒 | 教育研究メモ

 余裕があるわけではありませんが、仕事の宣伝。

 先日紹介しました『復刻版東京府教育会雑誌』のパンフレットと現物が、不二出版から送られてきました。

 
 こっちがパンフレット(カタログ)の一部。推薦文はこの裏にあるのですが、教育会史研究の大家である梶山雅史先生と渡部宗助先生に書いていただきました。単なる推薦にとどまらず、この復刻事業に関わる者に対する注文・激励文を書いてくださいました。(不二出版のサイトでダウンロードできます)

 
 
 そして、こちらは現物。第1回配本の3巻です。しっかりした装丁で立派なものです。各号ごとにインデックスもついていて、なかなか使いやすいです。ああ、解説執筆や索引作成を進めなきゃ…
 なお、この第1巻に納められた第1~5号については、先日も申し上げた通り、研究者にとって新発見の史料です。原本に難があって復刻上の扱いに迷いましたが、何十年も研究者の前に出てこなかった史料なので、思い切って復刻に踏み切りました。今後の新たな史料発見に期待。

 第1回配本は2016年9月、第2回配本は2017年5月、第3回配本は2017年11月の予定です。第1回配本分の奥付表記は、9月15日発行になっています。第1回配本分には欠号はありません!

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