教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

2007年を収め、2008年へ開く

2007年12月30日 21時34分36秒 | Weblog
 本日先ほど仕事納めしてきました。写真はH大教育学部の玄関近くです。若干吹雪いています。
 年末進行のため、23日から毎日昼から夜までバイトでした。
 年始からも4日から毎日バイト、そして通常進行へ突入…(T_T)
 くそー、今日の晩飯は少し贅沢してやるんだ!…と思ったらこんな時間だ。

 さて、2007年も残すところ明日1日になりました。読者にはどうでもいいネタだと思いますが、私の2007年を振り返ってみます。
 今年を一言でいうと、「自分の一生をかけてやりたいことがハッキリした一年」だったと言えます。教員養成に携わり「先生の先生」になりたいという夢は、10年前に大学教育学部に入学した時から思っていましたが、今まではボンヤリと思っていただけでした。しかし、6月以降、高校や大学で非常勤講師を務めるうちに、夢は目標としてハッキリしたものになっていきました。とくに、2ヶ月の高校非常勤の間、自分の将来にむけて動き出した生徒たち、私も教師になりたいと言ってくれた生徒、様々な問題にかこまれて息切れをしながらも務めを果たそうとされている先生方に直接触れ、彼らのために自分のできることをしたいと強く願うようになりました。そして、幸運にも、実際に教員養成に関わる授業をさせていただく機会に恵まれ、やはり自分はこの仕事に就きたいんだという気持ちを再確認することになりました。
 研究の面でも、当初の予測を超える結果を生み出すことができました。まだ結論が出たわけではありませんが、全国誌に審査付き論文が載ることが内定しました。1度の門前払い、1度の再提出を経て、つかみとった内定でした。なお、別にもう1本投稿中で結果待ちの論文がありますが、そちらの方は2度目の再提出です。いずれの論文内容も、自分が言うのもなんですが、最初に投稿した時よりはるかによいものになってきました。学会によって研究能力を育てられた一年だった、といってもいいような気がします。「問題設定や内容が浅い、論理展開が薄いし荒い、結論が甘い」などと未だ言われ続けていますが、自分としては、昔の自分より今の自分の方がずっと成長している、と思えるので、ギリギリ合格点をつけてやりたいと思います(笑)。
 また、日々の読書や大学非常勤の授業づくりの過程で、かなり広い内容をまとめた結果、論文のアイデアが湧き出てくるという副産物にも恵まれました。やりたい・やるべきテーマが次々に出てきて、早くこれまで続けてきた研究をまとめて次へ移りたい、というのが正直な気持ちです。まとめる形としては、博士論文の形で…というのが理想ではあります。さて、これについては、どうなることやら。
 来年2008年に続く!(笑)
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5月以前の記憶がないんです(笑)。

2007年12月23日 20時40分11秒 | Weblog
 かなり間が開いてしまいました。
 純粋に時間のないのと、「書けないこと」または「書かざるべきこと」が多くなってきたので、記事を書けないんですよね~。
 久しぶりの書き込みですが、たいしたことは書いてません。

 最近、テレビで「今年の出来事」を振り返るような、年末らしい番組が多くなってきました。
 寝る前にぼんやり見ていると、あの事件も、あの人の結婚も今年のことだと言う。
 そういうのを見ると、
 「えっ!?今年のことだっけ!?」
 という感想ばっかり出てきます。
 正直、今年の5月以前の記憶がないような気がするんです(笑)。
 6月・7月、突然の依頼から、高校地理科の非常勤講師を務めました。
 8月・9月、レフェリー論文2本の直しを筆頭に、学会やら資料調査やらで過ぎていきました。
 10月・11月・12月、やれやれこれで少し落ち着くかなと思っていたら、大学の非常勤講師の話が舞い込んできました。

 まずは、私に機会をくださった方々に感謝。そして「嬉しい悲鳴」。
 上記の仕事はいずれも臨時の仕事ばかりだったので、週2~3回のバイト(時給がいいのです)をやめるわけにもいかず、非常勤・バイト・研究の同時並行でやっていました。そのおかげで毎日がまさに「火の車」状態。今日はこの準備、明日はあの準備、と自転車操業でここまでやってきました。いろんな種類の仕事を同時並行・ほぼ無休でやってきたので、肉体的にも精神的にも「忙しかった~…」という一言に尽きます。6月以降は、上記の仕事にひたすら打ち込み、というより、打ち込まざるを得ず(生きるために)、すごく長~く感じる半年だったわけです。同じ状態が、まだ1月にも続きますけど(苦笑)。
 常勤の身でも忙しい・プレッシャーがあるには違いないのですが、臨時採用の身のように「俺来年どうなるんだろう?」「生活費をかせがなきゃ日干しになってしまう!」と考えなくていいだけ、圧迫感の質が違うのではないかと思います。そして何より、研究費(研究会参加費・交通費も含む)が少しでも出るのはうらやましい。今の私では、あの研究会には行かなきゃ取り残されてしまう、と思っても、交通費が足りない、生活費をかせぐために時間がない、という理由で動けない。
 くやしいので、はやく常勤の身分になりたいです。
 予定はまったくないですけどねっ
コメント (2)
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論文にまつわる、根強い「負け犬根性」

2007年12月09日 21時58分52秒 | Weblog
 めずらしく非常勤の準備がスムーズに済んだので、時間ができました。
 そこで、書きたいが気づいたら1ヶ月近く経っていたことをダラダラと。

 書きたかったこととは、以下のこと。
 某学会に投稿していた論文が、全国レフェリーを通過し、紀要に近く掲載されることになりました。まだ修正するよう指示が来ていますが、その指示と一緒に「掲載されます」という証明書が送られてきました。修正済み完成原稿の〆切は、1月なかばのある日。
 様々な理由から、このところの私は全国レフェリーをとるのをほとんどあきらめていたので、まさに「青天の霹靂」でした。普通よろこぶべきことなのですが、投稿論文についてあちこちで何度も不採用を食らってきたし(この3年間で少なくとも7回連敗)、かなり後ろ向きの気持ちがこびりついているらしく、実はまだ半信半疑なのです(笑)。不安の原因は、修正指示の内容にもあります。指示に応えるには手元の資料が足りない(あるかどうかもわからないのもある)こと、または紙幅が足りないことがほとんどなのです。応えられるものは誠実に対応するのですが、対応できなくても重要な指示ばかりなので、正直、「どうしよう…」という不安でいっぱい。そうして「ホントに載るのか?直した後で『やっぱダメ』って言われるのではないか?」と考えていると、気づいたら1ヶ月経っていました。
 印鑑つきの証明書もあるので、ここで水の泡になることなど、よっぽどのことがなければあり得ないですし、疑念を持つのも失礼なのはわかっています。ただただ、私の「負け犬根性」の根強さに驚くばかりです(苦笑)。こんなものを何年も何年も長々と「培ってきた」のかと思うと、ゾッとします。今後、少しずつでも自信をつけていければいいなぁ。
 ここまでくるのに、かなり「しつこく、しつっこく」投稿を繰り返しました。おそらく同一人物であろう審査者には迷惑をかけたと思います。申し訳なく思うとともに、根気強くつきあってくださったことに感謝したいと思います。

 さて、どう直そう…(^_^;)
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