教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

久しぶりにまともな休日+少しテキスト情報

2012年10月27日 22時31分10秒 | Weblog

 今日は久しぶりにまともな休日を満喫していました。
 昨日、学生の実習事前指導もようやく終わり一息ついたので、ひとときの休日でした。とはいえ、月曜から2週間、学生たちが一斉に現場実習へ行きます。何もなければいいのですが、もし何かあれば、私たち実習主担当は対応に追われて大変なことになります。事前指導について自負もありますし、学生も無事やりきってくれると信じておりますが、我々教員もドキドキです。全員、無事学んでくることを祈ります。授業も含む事前指導の成果をもって、誠実さと努力とでやりきって欲しいと思います。
 実習期間中は、学科教員全員で手分けして実習先へ行って訪問指導します。ただの挨拶訪問ではないので、これがなかなか大変。

 10月は怒濤の毎日でした。最近の大学は必ず15回授業をしなければなりませんので、実習期間中の補講確保が必要です。土曜補講日は諸事情であまり使えないので、平日に入れるため、1週間の授業担当数が増えていました。その上に実習事前指導、さらに学生の就活支援(10月は採用試験準備の一つのピークでもあるので)、そして入試業務の開始。また、後期のある大きな行事の担当を務めており、その準備も始まりました。こんな理由で、10月に入って先週まで、爆発的に忙しくなっておりました。
 次の忙しさのピーク(実習期間中特別なことがなければ笑)は、実習直後2週間。主に補講、実習事後指導、入試業務のため。あと、今年に限って言えば、学会と研究会もその週の土日に。しかもどちらも個人発表あり。それが終われば何とか…
 あ、論文投稿とテキスト出版準備もやんなくちゃ。

 『幼児教育の理論と応用』(私家版、2012年)のテキスト出版の準備については、東京の某出版社編集者さんの協力を得て、順調に進めております。出版上の理由から2分冊化することになりまして、第1巻は歴史・原理編、第2巻は方法・内容編となっています。出版時期は、第2巻が先になりまして2012年2月までには出版できそうな予定です。第1巻は2012年4月初旬までには出版できそうな予定です。(予定変更の場合もあります)
 先週、第2巻の第1校が始まりました。第1巻の入稿準備も着々と進めております。タイトル、出版社、内容構成などの詳細については、もう固まっていますのである程度お知らせしてもいいのですが、もう少し確実になってから公開しようと思います。自己負担もするので、少しは売れるといいなぁ。

 はぁ…久しぶりに休めた気分。明日は月曜の準備とたまっている仕事をしておこうっと。

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「余計な」経験の大事さ

2012年10月18日 21時17分42秒 | Weblog

久しぶりに他人から心をゆさぶるようなアドバイスをもらった。
私に足りないものを的確に突かれ、その足りないものを補う方法に納得し、涙が出た。
そんな単純なことに気づかなかったことがくやしいのだか、
そんな大事なことを気づかせてくれたことがうれしいのだか、よくわからない涙だった。

あまりに忙しいので、優先順位を決めて、様々なものを削り取ることで何とかしのいできた。
それは「余計な」経験を削り取ることでもあった。
保育者養成者としてもつべき知識と技術、そして態度の錬磨には、手を抜いたことはないつもりだった。
実際、テキストも書けたし、教育関係11科目について誰かの借り物ではない自分なりの授業を形にすることができた。

しかし、人間は「余計な」経験でできあがっている、ごちゃごちゃしたものである。
仕事の遂行と、心身の安定とのために、人間であるために必要な「余計な」経験を私はあまりに軽視していた。
私は、もともと興味の狭い人間であり、仕事をやりきるため、仕事に直接関係するもの以外はできる限り捨てるようにしていた。
私は、もともと心も体も脆い人間であり、仕事以外考えてこなかったのは自分を守るためでもあった。

教師は人間でなければならない。
とくに魅力的な人間でなければならない。
「余計な」経験は、人間を彩る様々な色を生じる。
魅力的な人間になるには、「余計な」経験が必要だ。

このところ、ずっと「与える」ばかりだった。
そして、だんだん自分の中に、学生たちへ「与える」べきものが枯渇してきたような気がしていた。
学生指導でも、授業でも、少しずつ行き詰まりを感じていた。
数年前は生き生きと話せていた実体験のエピソードも、少しずつ風化して、うまく話せなくなったなと感じていた。
これが年を取ることか、時間が経つということか、と思って納得しようとしていた。
とはいえ、33で枯れ果てるにはまだ早すぎる。

私は、「余計な」経験をもっと大事にしなければならない。
ただでさえ、もっと若いときに引きこもっていて、狭い経験しかしてこなかったのだ。
ただ、アンバランスな自分の心身の調子を保ちつつ、隙間をこじ開けて作り上げたスケジュールをどう再構築すればよいのか、そこがとくによくわからない。

じゃあ、どうするか。今の私が出せる答えは、結局いつもと同じ。
「今やるべきことをやりきってから考えよう」
今の私には結局この答えしか見つけられない。

これから私がどのように自分を変えられるか、今はわからない。
そんなことを考えていられる状況じゃないし、今は自分に課された責任と課題を優先したいため、考えていたくない。
しかし、これからどのように生きていくか、これからどのように自分を高めていくか、問題意識を持つことはできた。
私一人では持つことはできなかったであろう問題意識を。
言葉にしてくれた人に感謝。

 

読者には意味不明だと思いますが、今日はこんなことを思いました。
必要な時に必要な人が現れ、受け止められる準備ができた時に必要な言葉に出会うことができる。
私の人生は、今のところ幸せな人生なのかもしれない。

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「ボケて」で息抜きしてました

2012年10月13日 23時55分55秒 | Weblog

 10月入ってからスケジュールが「混線状態」です。一つ一つ「つぶしていく」しか切り抜ける方法なし。まあ、元気に何とかやってます。

 今日は心身回復のための休日にしましたので、気分転換に現実逃避してました(笑)。ああ、日曜日から仕事だ…がんばろう。
 最近の気分転換は家でごろごろしてばっかり。どっか行きたい気も少しあるけど、休日出張ばっかりしてるから、たまの休みは家でゆっくりしたくなるみたい。せいぜい食事のついでに近所の本屋に寄るくらいです。映画見に行ってもいいけど、一人で行くのはあきたっスよ(笑)。

 知っている人は知っているでしょうが、おもしろいサイト見つけましたので紹介。あ、純粋に笑うだけのおもしろさです。ばかばかしさってやつです。

○「ボケて」 http://bokete.jp/
 お題として出された写真にコメントして楽しむサイトです。昔、雑誌などにマンガの一コマの台詞を投稿者に入れさせる企画がありましたが、まさにあんな感覚。はまるとまさに抱腹絶倒。「これはうまい…笑」と思える作品に出会えれば、にやりとしてしまいます。「イクラとイラクの違いを教えてください」への返しはなかなか…

○まとめ→ 「ボケて」殿堂入りボケ傑作選
 上の「ボケて」のまとめサイト。リンク先上半分はどうも別のまとめサイトのようです。少し下にスクロールすると目当ての傑作選があります。1ページにたくさんまとめられていて、次々見て行けるので読みやすい。私のお気に入りになりました(笑)。
 「新宿駅から出られない…」は、この間、私も経験しました。あまり道に迷わない方なのですが、本気で「ここはどこだ!?」と思いましたよ(笑)。

 …なんか(笑)が多いな(笑)。

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激流の中で

2012年10月04日 21時47分12秒 | Weblog

 授業期間一週目から行事目白押しでバテ気味です。
 また、この数ヶ月でいろんなことが動きまくって、ジェットコースターまたは激流くだりの舟に乗っているようです。私はどちらかというと、じっくり腰を落ち着けてマイペースにやりたいタイプなので、正直、「ちょ…ちょっとまって…」という気分です(苦笑)。
 いや、といっても、かつてのように嫌なことばかりに囲まれて忙しいのではなく、今はモチベーションの上がるようなことの方が比較的多い中で忙しいのです。他人から求められていることは、とても「有り難い」こと。私に興味をもってくれている人々に感謝。

 「いったい何が変わった?何なんだ?」ってくらいめまぐるしく人生が動いています。激流にぶち込まれたみたいな感じです。
 この激流を抜け出た時、もう一皮むけられるような気がする。

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