HERBIS SOUND SELECTION「RIKUO」コンサート

2006年08月07日 | Live

7月30日(日)。午後からハービスENTで開催された「HERBIS SOUND SELECTION」を聴きに行った。ハービスENT3Fバルコニー広場でRIKUOがピアノの弾き語りを披露した。バルコニー広場といってもようするに通路である。ステージとなるバルコニー部分との間は吹き抜けになっている。

RIKUOはこれまでにFM802のイベントで2002年2003年の2回、そのパフォーマンスを見ている。残念ながらクレフィンのライヴは未だに体験していない。そんなわけで個人的には3年振りとなるライヴだった。

今回は5月にNHK-FMで聴いた「LIVE BEAT」での演奏がすごくよくて(特に「同じ月を見ている」には心が震えた)、それで新しいアルバムを聴いてみようと思ったのだ。RIKUOのソロ作品を聴くのははじめてのことだった。

さて、ライヴは6月に発売された『セツナウタ』のプロモーションで、RIKUOは三十分強に渡って熱唱し全7曲を披露した。『セツナウタ』はRIKUOのシンガー・ソングライターとしての側面が強調された作品だ。「君を探してる」のイントロはキャロル・キングっぽい雰囲気がした。

RIKUOによると『セツナウタ』はある一日の時間の流れに沿ってアルバムの曲が並んでいるとのことだった。アルバムの1曲目「美しい暮らし」は午前中、「君を探してる」はまだ昼。歌の主人公は"君がいないと駄目みたいだ"と弱気な気持ちが頭をもたげて憂鬱になっている。しかし夜になると孤独に慣れようとしている。やかで深い夜を乗り越えたところでアルバムは終るのだという。

その時間の経過をRIKUOは歌った。昼の3時に、ざわついた広場で聴くのは、明らかに場違いであったが、そのRIKUOの思いというものは伝わったきた。

■HERBIS SOUND SELECTION「RIKUO」コンサート
2006年7月30日(日)
ハービスENT3Fバルコニー広場

SetList
1.ヘブンズ・ブルース
2.君を探してる
3.孤独とダンス
4.ぬくもり
5.同じ月を見ている
6.永遠の詩
7.Life Is Beautiful
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