2018年04月01日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 色・ホワイトブレンド / 竹内まりや "リクエスト" "エクスプレッションズ" '87
2. THE APRIL FOOLS / DIONNE WARWICK '69
3. TOMORROW'S LOVE / THE VENTURES "KNOCK ME OUT" '65
4. とん平のヘイ・ユウ・ブルース / 左とん平 '73
5. EXIT 209 / REGGIE YOUNG "FOREVER YOUNG" '17
6. SHADOW DREAM SONG / JACKSON BROWNE "SOLO ACOUSTIC VOL.2" '08
7. YOU TURN ME AROUND / MARY TRAVERS "IT'S IN EVERYONE OF US" '78
8. COME ON AND BE MY LOVE / KENNY & YVONNE '66
9. ANGEL OF THE LIGHT / 山下達郎 '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックはもともとはサタデー・ソングブックとして1992年10月に放送がスタートして、この4月で放送25年半を迎えることになった。本年10月にはめでたく26周年になる。この番組はオールディーズの番組で、オールディーズとは古い曲のことで、古いけれどもいい曲、"OLDIES BUT GOODIES"という呼び方をするけれど、古いけれどいい曲をかける番組。山下達郎自身の新譜、関係各位、そうしたものの新譜がかかることもあるけれど、基本的には"OLDIES BUT GOODIES"、古いけれどもいい曲をかける番組。この番組には台本がなく完全家内製手工業の番組で、達郎さんを含めて4人だけでこじんまりやっている。基本的にはハガキ・オンリーの方針で運営している。「てなわけで新年度がはじまりました。今年も変わりもせずサンデー・ソングブック、ご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます」と達郎さん。
・棚からひとつかみ+リクエスト
年度のはじまりなのでレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」にリクエストをちょっとまぶして「棚からひとつかみ+リクエスト」。BRUTUSが増刷になり、それから目に見えてハガキが増えているとか。4月は三十代に戻ったような追いまくられ方で、今日も番組は前倒しで収録しているそうだ。
・色・ホワイトブレンド
春先なので「色・ホワイトブレンド」にリクエストが集まった。
・THE APRIL FOOLS
今日は4月1日、エイプリル・フールにオンエア日が当たったので「エイプリル・フール」の特集をしようと思ったそうだ。しかし選曲したところおもしろい曲が3曲くらいしか揃わずに挫折してしまったとか。でも、せっかくなので「エイプリル・フール」の歌といえば、いちばん有名なタイトルが付いてるバート・バカラックとハル・デイヴィッドの名作「THE APRIL FOOLS」。1969年のジャック・レモン主演の映画『幸せはパリで』の主題歌。歌っているのはディオンヌ・ワーウィック。映画の主題歌としてシングル・カットされて全米37位。
・動物
超常連の若いリスナーから「達郎さんはなれるとしたらどんな動物になりたいですか?」という質問。
「人間も動物ですから、私は人間のままで結構でございます」と達郎さん。
・TOMORROW'S LOVE
ヴェンチャーズのリード・ギタリストだったノーキ・エドワーズが亡くなった。享年82歳。改めて追悼特集をするそうだが、今日はとりあえず「達郎さんのいちばん好きなヴェンチャーズの曲をかけて下さい」というリクエストに応えて、1965年のアルバム『KNOCK ME OUT』に入ってる「TOMORROW'S LOVE」。
・とん平のヘイ・ユウ・ブルース
左とん平さんが亡くなった。享年80歳。番組ではなんども「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」をかけていたのでリクエストが集まった。レコーディングに参加したミュージシャンも多くが鬼籍に入ってる。1973年の名盤「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」。編曲は深町純さん、プロデュースはミッキー・カーチスさん。オイル・ショックの直前、まだ音楽に力があった時代の作品。
最近、また訃報が相次いで舞い込んでくるけれど、達郎さんがいちばんインパクトがあったのは、ニューヨーク、フィラデルフィアのアレンジャー、'60年代を代表するアレンジャーのジミー・ワイズナーが亡くなったことだとか。追悼特集を計画しているものの4月は曲書きで追いまくられてるので未定。実は今日もレコードを大量に忘れてきたとか。今はネットからダウンロードできるので、アシスタントの宮本さんが抽出してくれたそうだ。
・EXIT 209
最近達郎さんが買ったCDから。レジー・ヤングは南部のギタリストでメンフィス、ナシュビルで'60年代から'70年代に活躍した。達郎さんがいちばん大好きなギタリスト。今でも元気に活躍していて昨年2017年に新しいアルバム『FOREVER YOUNG』が出た。その中から「EXIT 209」。
曲をかけおえて。ジェームス・カーからB.J. トーマス、エルヴィス、ダスティ・スプリングフィールドと枚挙に暇がない人。「今度特集しようかな、レジー・ヤング。いいかな?」と達郎さん。
・PERFORMANCE 2018
今年のツアーのスケジュールが決定した。6月から11月まで全国24都市49公演。チケットの一般発売などの詳細は山下達郎のオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/
・山下達郎 Special 2Days
広島クラブ・クアトロで山下達郎、難波弘之、伊藤広規による三人ライヴの開催が決定した。4月25日(水)、26日(木)の二日間。19時開演。チケットの受付は今週4月6日(金)からはじまる。広島クラブ・クアトロはブルース・アレイ・ジャパン、拾得とこれまでやってきた中ではいちばん大きい会場になるし、平日なのでチケットの当選確率は上がる気がする、と達郎さん。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/
「これ(広島のアコースティック・ライヴ)が終わりましたらいよいよ本チャンのライヴに突入という感じでございます」と達郎さん。
・マッチレスのギター・アンプ
リスナーから「マッチレスのギター・アンプはもう使用する予定はないのですか?」という質問。
マッチレスは壊れてしまってリペアができなくなったので、今はシノーズというギター・テクニシャンの篠原さんの自作のアンプを使っているそうだ。
・SHADOW DREAM SONG
ジャクソン・ブラウンの10年前の作品、2008年のソロ・ライヴのアルバム『SOLO ACOUSTIC VOL.2』を、達郎さんはツアー再開して忙しくしてる間に買い逃していたとか。それが日本盤のみのボーナス・トラックに「SHADOW DREAM SONG」が入ってることに気がついたという。「SHADOW DREAM SONG」はジャクソン・ブラウンの最初期の作品で、トム・ラッシュが1968年にレコーディングしてたり、ニッティ・グリッティ・ダート・バンドがレコーディングしてたりするが、ジャクソン・ブラウン自身のヴァージョンはデモ・テープしかなかった。この曲を日本でのライヴで、オーディエンスのひとりが「SHADOW DREAM SONG」をやってくれと叫び、それに応えて弾き語りを披露したのだそうだ。今まで知らなかったし、誰も教えてくれなかった、何十年待ったか、と達郎さん。2004年の広島公演の音源。
・YOU TURN ME AROUND
「BRUTUS SONGBOOK リクエスト」のあまりものから。ピーター、ポール&メアリーのメアリー・トラバースの1978年のソロ・アルバム『IT'S IN EVERYONE OF US』に入ってるバリー・マンとシンシア・ワイルの作品で「YOU TURN ME AROUND」。
・COME ON AND BE MY LOVE
ケニー・ランキンと奥さんのイヴォンヌ・ランキンのデュオで1966年のシングル「COME ON AND BE MY LOVE」。ケニー・ランキンがまだボサノヴァ路線になる前でヒットはしていない。
・マウスコンピューター
はじめてハガキを書いたというリスナーから「BRUTUSを見たところ達郎さんはマウスコンピューターを使ってるようですが、アーティストはマックを使ってるイメージがあるのに、なぜ達郎さんはマウスコンピューターを使ってるのですか?」という質問。
デスクトップ・パソコンは自作で友だちに作ってもらっていて、ノートも本当は自作にしたいけれど能力がないので、イージーオーダーでやってるという。余計なアプリとかが一切ないし、いちばん最初のパソコンがNEC8001だったので、好き嫌いというより腐れ縁でウインドウズを30何年使ってるのだとか。音楽作るときはマックなので両刀使いなのだそうだ。
・ANGEL OF THE LIGHT
急死したお母様に捧げたいという八王子のリスナーからのリクエストで「ANGEL OF THE LIGHT」。2008年のシングル「ずっと一緒さ」のカップリングでアルバムには入ってない。今後のアルバムに収録する予定で、そのときは手を入れたいという。歌詞を書いたアラン・オデイも亡くなってもういないが、とても難しい英語で歌が大変だったとか。それも今となってはいい思い出、と達郎さん。
・レオハウス
今週から新しくレオハウスがスポンサーに加わった。
・今後の予定
4月は忙しいのでリクエストとお便りを募集中とのこと。来週もこの調子で「棚からひとつかみ+リクエスト」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年04月08日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp