昨日の記事で取り上げた、開業3ヶ月の九州新幹線の利用状況。南部の区間に比べて、新規開業区間での定期利用者はまだまだという内容で紹介しました。
では実際に、どんな人が新幹線定期を利用しているのか? 気になったので、ちょっと早起きして、朝の久留米駅新幹線ホームに立ってみました。
なお各列車の乗降客、乗車率ともに私の目でざっと掴んだ概数ですので、ご了承を。
朝7時30分。次々に到着する電車から通勤・通学客が吐き出されて切る在来線改札口に対して、新幹線改札口は静かなもの。時おり、通勤客が改札を抜けて行きます。
自動券売機に立ち寄る人は、自由席特急券のみ買い求める人も多く、普通定期に「買い足して」利用する人も多いようです。
7時31分発 さくら400号・博多行き
自由席3両の乗車率は70%。乗降共に30人程度。
熊本からノンストップで上ってくる列車にも関わらず、降りる利用客のうち、久留米附設の中高生が半分近くを占めていたのが意外でした。
7時40分発 さくら403号・鹿児島中央行き
自由席3両の乗車率は70%ですが、N700系の5列シート車で定員が多い分、乗客も多いようです。乗車40人、降車30人程度。
鹿児島まで足を伸ばす列車だけに、指定席を使う人も目立ちました。大学生らしき乗客も2人いましたが、思ったほどの数ではありません。
熊本到着は8時1分と、市電で中心部に向かっても始業時刻には充分間に合う時間だけに、遠距離通勤・通学御用達の列車になっているようです。
7時44分発 つばめ326号・博多行き
この列車から自由席が4両に増えますが、乗車率は70%をキープ。乗車は40~50人、降車も40人。
博多着は8時3分と、福岡市内各方面に向かっても始業時刻に間に合う時刻だけに、この列車が通勤時における一つのピークになっている模様です。
7時55分発 つばめ331号・熊本行き
自由席3両の乗車率は30%程度。乗車5人、降車30人。
先発のさくらの15分後を追う列車ですが、乗車率の差は歴然でした。
8時1分発 つばめ328号・博多行き
自由席4両の乗車率は70%程度。乗車30人、降車40人。
次の新鳥栖で「みずほ」を退避するため、博多まで21分を要する列車です。熊本からの乗客が「みずほ」に流れる影響もあってか、時間帯にしては先発の326号に対してゆとりがある印象でした。
数分後、久留米を通過する「みずほ600号」を見送って、朝の久留米駅ウオッチングは終了。
まず印象的だったのは、乗降客の数が拮抗していたこと。それも、降りる人の半分近くが久留米附設の学生だったことでした。
久留米駅付近にも工場が多く立地しており、遠距離通勤の着地にもなっている模様。また新幹線の登場は、名門校への通学手段も変貌させたことが分かりました。ゆったり静かな新幹線での通学なら、予習・復習もはかどる!?
今のところは3~4両の自由席でも間に合う程度の乗客ですが、今後新幹線通勤・通学が定着し始めると、次第に混雑していくことでしょう。南部区間のような、全車自由席の列車も必要とされるようになってくるかもしれません。
では実際に、どんな人が新幹線定期を利用しているのか? 気になったので、ちょっと早起きして、朝の久留米駅新幹線ホームに立ってみました。
なお各列車の乗降客、乗車率ともに私の目でざっと掴んだ概数ですので、ご了承を。
朝7時30分。次々に到着する電車から通勤・通学客が吐き出されて切る在来線改札口に対して、新幹線改札口は静かなもの。時おり、通勤客が改札を抜けて行きます。
自動券売機に立ち寄る人は、自由席特急券のみ買い求める人も多く、普通定期に「買い足して」利用する人も多いようです。
7時31分発 さくら400号・博多行き
自由席3両の乗車率は70%。乗降共に30人程度。
熊本からノンストップで上ってくる列車にも関わらず、降りる利用客のうち、久留米附設の中高生が半分近くを占めていたのが意外でした。
7時40分発 さくら403号・鹿児島中央行き
自由席3両の乗車率は70%ですが、N700系の5列シート車で定員が多い分、乗客も多いようです。乗車40人、降車30人程度。
鹿児島まで足を伸ばす列車だけに、指定席を使う人も目立ちました。大学生らしき乗客も2人いましたが、思ったほどの数ではありません。
熊本到着は8時1分と、市電で中心部に向かっても始業時刻には充分間に合う時間だけに、遠距離通勤・通学御用達の列車になっているようです。
7時44分発 つばめ326号・博多行き
この列車から自由席が4両に増えますが、乗車率は70%をキープ。乗車は40~50人、降車も40人。
博多着は8時3分と、福岡市内各方面に向かっても始業時刻に間に合う時刻だけに、この列車が通勤時における一つのピークになっている模様です。
7時55分発 つばめ331号・熊本行き
自由席3両の乗車率は30%程度。乗車5人、降車30人。
先発のさくらの15分後を追う列車ですが、乗車率の差は歴然でした。
8時1分発 つばめ328号・博多行き
自由席4両の乗車率は70%程度。乗車30人、降車40人。
次の新鳥栖で「みずほ」を退避するため、博多まで21分を要する列車です。熊本からの乗客が「みずほ」に流れる影響もあってか、時間帯にしては先発の326号に対してゆとりがある印象でした。
数分後、久留米を通過する「みずほ600号」を見送って、朝の久留米駅ウオッチングは終了。
まず印象的だったのは、乗降客の数が拮抗していたこと。それも、降りる人の半分近くが久留米附設の学生だったことでした。
久留米駅付近にも工場が多く立地しており、遠距離通勤の着地にもなっている模様。また新幹線の登場は、名門校への通学手段も変貌させたことが分かりました。ゆったり静かな新幹線での通学なら、予習・復習もはかどる!?
今のところは3~4両の自由席でも間に合う程度の乗客ですが、今後新幹線通勤・通学が定着し始めると、次第に混雑していくことでしょう。南部区間のような、全車自由席の列車も必要とされるようになってくるかもしれません。