嫁さんゆかりの街を、もやもや歩きの旅。東京駅で朝ごはんを食べて、まずは中央線快速で新宿へと向かいました。
新宿で見たかったのが、新南口のバスタ新宿。4月4日の開業したばかりの、新しいバスターミナルです。
JRの駅から直結したターミナルは、雨濡れることもなく便利。発着案内には、ずらり全国各地の地名が並んでいて、旅心をくすぐられます。
さすがは連休初日とあって、ベンチも足りないほどの乗客が集まっていました。
ただ規模は思っていたほど大きくはなく、内装もごく普通のバスターミナルといったところ。リニューアル後の天神バスターミナルの方が、雰囲気は良いように感じます。
バス乗り場は屋内直結ではなく、防風雨の日だと大変そう。
ただ新宿の高層ビル街を見上げることができて、東京から旅立つ実感は沸きそうです。
同じ区画には、行き交う電車を見下ろす「Suicaのペンギン広場」も完成。トレインビューのベンチもあって、鉄っちゃんには見ていて飽きない風景です。
実はこの広場、今日がオープン日。Suicaのペンギン像も、除幕式の準備が進んでいました。
さて、第一の目的地・吉祥寺へはJR中央線が便利だというのは重々分かっていますが、乗ったことがない路線に乗ってみたいので、京王の新宿駅へと足を運びました。
まずは明大前まで、「準特急」なる不思議な種別の電車で移動。もっとも福岡にも、「準快速」なるものが存在していますが。登場時は落ち着かなかったものの、沿線にいればいつの間にか慣れるものです。
明大前から吉祥寺までは、井の頭線で。編成ごとに色を変えた電車は、今でこそ富山ライトレールや筑豊電鉄でも見られますが、ここが元祖。
電車ごとに7色のレインボーカラーで塗り分けられ、乗る度に新鮮な感じがします。
吉祥寺駅の南口へ出てきました。通りにはみ出してくる看板群に圧倒されます。
安心して歩ける歩行者天国を南に下れば…
著名な場所とは知っていながらも、九州の人間は なかなか行く機会のない、井の頭公園です。
犬の散歩をする人、ジョギングをする人、語らう人が集い、いい雰囲気。10時前でしたが、準備をする路上パフォーマーさんの姿も見られました。
井の頭線が、園内を貫通。都内とは思えない、山の中のような風景です。
エレカシの「リッスントゥザミュージック」の歌詞を思い浮かべながら、スワンボートにも乗ってみました。大濠公園に行く時も湖畔から眺めているだけだったけど、たまにゃゆったりペダルを漕ぐのもいいものですね。
一方、北口に出ればアーケード商店街が続く繁華街。地方のアーケードとは違って空き店舗はないし、全国チェーンの店も揃っています。午前中というのに、人通りも多いです。
地方ではほとんど見られなくなった「街の映画館」も健在。久留米にも、昔は東映と松竹の2大映画館があり、夏休みには友達同士で見に行ったものです。
お兄さん、呼び込みに精を出していました。
駅ナカ商業施設「アトレ」側から駅に入って、中央線快速で新宿方面へ。平行する総武線を追い抜き、次なる目的地・荻窪に降り立ちました。
荻窪といえば「ラーメンの街」という印象がありますが、気軽に入れそうな飯屋や飲み屋も集まっています。普段着でフラフラ歩くのが楽しそうな街です。
駅から北に延びる教会通りは、ほどよい狭さが心地よい商店街。若い人が多く、新しい店も目立ち、新陳代謝がありそうな通りです。
入り口近くにあった新しい鉄板焼き屋さんで、東京らしく もんじゃと、暑気払いにビールを合わせてランチにしました。
と思ったら、こんなレトロな木造建築も。中はクリーニング屋さんでした。
この辺りでの演奏会やら公演ではお馴染みという、杉並公会堂。公共施設らしからぬ、ガラス張りの軽やかな建物に建て変わっていました。中のカフェもおしゃれな雰囲気です。
駅から環八沿いを北上し、住宅街へ。九州人でもその名を知る環八、さすがに交通量は多いですが、一歩入れば閑静な住宅街でした。
嫁さんの元住まいにもほど近い、妙正寺公園。住宅街の中の公園にしては広々としていて、池に上がる噴水が涼やか。文庫本を片手に、日がな1日過ごすのも良さそうです。
井草の地域区民センター内のカフェで、ちょっと一休み。エアコンの効いた室内に入ったら、ちょっとクラっとしました。
7月にしては曇り空で涼しく、ついつい歩き過ぎていたのですが、体は熱を持っていた様子。休み休み歩かねば。
西武電車の井荻駅まで出てきました。スーパーや本屋が並び、荻窪とはまったく違う街です。
さらに西武線と平行に歩いて、下井草駅まで出てきました。いやあ、よく歩いた歩いた。
上りの西武電車で爆睡して、高田馬場で下車。山手線で渋谷まで動き、駅前から東急バスに乗りました。東京都心でバスに乗る機会は少なく、バス停での整列乗車や、前乗り後ろ降りの文化を新鮮に感じます。
三軒茶屋の賑やかな街を抜け、約30分。農大前のバス停でバスを降りました。行政単位で言うと、ここは世田谷区。ついに佐賀県の人口を逆転した、巨大な区です。
農大、きれいな校舎ですね。
五輪の馬事馬術会場でもある、馬事公苑。
公苑の前は、ケヤキの深い並木に覆われています。木陰が心地よく、近所の人の憩いの場になっていました。
ケヤキ並木を見ながらのコーヒーも、うまいだろうなぁ。
2階屋の1階にあるセブン・イレブン。周囲が激しく変わる中、嫁さんが子どもの頃から、まったく変わってないそうです。
初期のコンビニでは酒屋の業態転換として見られた形だけど、田舎だと駐車場を広く取るために建て変わったパターンが多くて、あまり見られなくなりました。駐車場がなく、店が小さめのコンビニでもペイするのは都会ならではです。
バスを捕まえ、東急田園都市線・用賀駅へ。地下駅だけど、駅の出入り口はサンクンガーデンになっていて、コンコースへ光が届きます。
東急で二子玉川へ。近年は大井町線の利便性向上で、乗り換えターミナルとしても賑わう駅です。
駅周辺は、再開発ですっかり新しい街へ。二子玉川ライズなる、複合商業施設になっていました。来慣れていたはずの嫁さんも、初めての街に来たかのような感覚だとか。
家電と書籍の販売を融合させたTSUTAYAのコンセプトストア、「蔦屋家電」も入居しています。最新家電と、それに関連した本を楽しみつつ、スタバのコーヒーを傾けました。
田園都市線で渋谷へ出て、東横線・副都心線のホームへ。安藤忠雄氏設計の、モノトーンな世界観が広がる独特の地下駅です。
駅の発車メロディは、思わず聞き耳を立ててしまうドラクエのテーマ。ドラクエ30周年を記念したもので、9月11日までの限定なのだとか。
新宿三丁目駅から、タイムズスクエアを通り抜けて、朝にやってきた新南口へ。ニュウマンに勤める妹の様子を見た後は、Suicaのペンギン広場でやっていたビールフェスタをのぞいてみました。
9時で店じまいということで、生ビールのサーバーは落とした後だったけど、瓶ビールをなんとかゲット。線路の上を渡る夜風を浴びながら、ドイツの香りを楽しみました。
ペンギン像も除幕を終え、ピッカピカの姿を現していました。待ち合わせのスポットになっていくのでしょうね。
今日の泊まりは町田なので、夜のラッシュを小田急で下ることになります。でもビールを傾けながらスマホでロマンスカーの指定席を抑えていたので、ゆったり移動が確約。ゆうゆうと、30000形ロマンスカー・EXEに乗り込みました。
ロマンスカーの中でも実用本位と言われるEXEですが、通勤電車に比べれば天国。ビールを開けるグループ客を眺めながら、西鉄にもこんな電車が走っていたらなあと思ったのでした。
新宿で見たかったのが、新南口のバスタ新宿。4月4日の開業したばかりの、新しいバスターミナルです。
JRの駅から直結したターミナルは、雨濡れることもなく便利。発着案内には、ずらり全国各地の地名が並んでいて、旅心をくすぐられます。
さすがは連休初日とあって、ベンチも足りないほどの乗客が集まっていました。
ただ規模は思っていたほど大きくはなく、内装もごく普通のバスターミナルといったところ。リニューアル後の天神バスターミナルの方が、雰囲気は良いように感じます。
バス乗り場は屋内直結ではなく、防風雨の日だと大変そう。
ただ新宿の高層ビル街を見上げることができて、東京から旅立つ実感は沸きそうです。
同じ区画には、行き交う電車を見下ろす「Suicaのペンギン広場」も完成。トレインビューのベンチもあって、鉄っちゃんには見ていて飽きない風景です。
実はこの広場、今日がオープン日。Suicaのペンギン像も、除幕式の準備が進んでいました。
さて、第一の目的地・吉祥寺へはJR中央線が便利だというのは重々分かっていますが、乗ったことがない路線に乗ってみたいので、京王の新宿駅へと足を運びました。
まずは明大前まで、「準特急」なる不思議な種別の電車で移動。もっとも福岡にも、「準快速」なるものが存在していますが。登場時は落ち着かなかったものの、沿線にいればいつの間にか慣れるものです。
明大前から吉祥寺までは、井の頭線で。編成ごとに色を変えた電車は、今でこそ富山ライトレールや筑豊電鉄でも見られますが、ここが元祖。
電車ごとに7色のレインボーカラーで塗り分けられ、乗る度に新鮮な感じがします。
吉祥寺駅の南口へ出てきました。通りにはみ出してくる看板群に圧倒されます。
安心して歩ける歩行者天国を南に下れば…
著名な場所とは知っていながらも、九州の人間は なかなか行く機会のない、井の頭公園です。
犬の散歩をする人、ジョギングをする人、語らう人が集い、いい雰囲気。10時前でしたが、準備をする路上パフォーマーさんの姿も見られました。
井の頭線が、園内を貫通。都内とは思えない、山の中のような風景です。
エレカシの「リッスントゥザミュージック」の歌詞を思い浮かべながら、スワンボートにも乗ってみました。大濠公園に行く時も湖畔から眺めているだけだったけど、たまにゃゆったりペダルを漕ぐのもいいものですね。
一方、北口に出ればアーケード商店街が続く繁華街。地方のアーケードとは違って空き店舗はないし、全国チェーンの店も揃っています。午前中というのに、人通りも多いです。
地方ではほとんど見られなくなった「街の映画館」も健在。久留米にも、昔は東映と松竹の2大映画館があり、夏休みには友達同士で見に行ったものです。
お兄さん、呼び込みに精を出していました。
駅ナカ商業施設「アトレ」側から駅に入って、中央線快速で新宿方面へ。平行する総武線を追い抜き、次なる目的地・荻窪に降り立ちました。
荻窪といえば「ラーメンの街」という印象がありますが、気軽に入れそうな飯屋や飲み屋も集まっています。普段着でフラフラ歩くのが楽しそうな街です。
駅から北に延びる教会通りは、ほどよい狭さが心地よい商店街。若い人が多く、新しい店も目立ち、新陳代謝がありそうな通りです。
入り口近くにあった新しい鉄板焼き屋さんで、東京らしく もんじゃと、暑気払いにビールを合わせてランチにしました。
と思ったら、こんなレトロな木造建築も。中はクリーニング屋さんでした。
この辺りでの演奏会やら公演ではお馴染みという、杉並公会堂。公共施設らしからぬ、ガラス張りの軽やかな建物に建て変わっていました。中のカフェもおしゃれな雰囲気です。
駅から環八沿いを北上し、住宅街へ。九州人でもその名を知る環八、さすがに交通量は多いですが、一歩入れば閑静な住宅街でした。
嫁さんの元住まいにもほど近い、妙正寺公園。住宅街の中の公園にしては広々としていて、池に上がる噴水が涼やか。文庫本を片手に、日がな1日過ごすのも良さそうです。
井草の地域区民センター内のカフェで、ちょっと一休み。エアコンの効いた室内に入ったら、ちょっとクラっとしました。
7月にしては曇り空で涼しく、ついつい歩き過ぎていたのですが、体は熱を持っていた様子。休み休み歩かねば。
西武電車の井荻駅まで出てきました。スーパーや本屋が並び、荻窪とはまったく違う街です。
さらに西武線と平行に歩いて、下井草駅まで出てきました。いやあ、よく歩いた歩いた。
上りの西武電車で爆睡して、高田馬場で下車。山手線で渋谷まで動き、駅前から東急バスに乗りました。東京都心でバスに乗る機会は少なく、バス停での整列乗車や、前乗り後ろ降りの文化を新鮮に感じます。
三軒茶屋の賑やかな街を抜け、約30分。農大前のバス停でバスを降りました。行政単位で言うと、ここは世田谷区。ついに佐賀県の人口を逆転した、巨大な区です。
農大、きれいな校舎ですね。
五輪の馬事馬術会場でもある、馬事公苑。
公苑の前は、ケヤキの深い並木に覆われています。木陰が心地よく、近所の人の憩いの場になっていました。
ケヤキ並木を見ながらのコーヒーも、うまいだろうなぁ。
2階屋の1階にあるセブン・イレブン。周囲が激しく変わる中、嫁さんが子どもの頃から、まったく変わってないそうです。
初期のコンビニでは酒屋の業態転換として見られた形だけど、田舎だと駐車場を広く取るために建て変わったパターンが多くて、あまり見られなくなりました。駐車場がなく、店が小さめのコンビニでもペイするのは都会ならではです。
バスを捕まえ、東急田園都市線・用賀駅へ。地下駅だけど、駅の出入り口はサンクンガーデンになっていて、コンコースへ光が届きます。
東急で二子玉川へ。近年は大井町線の利便性向上で、乗り換えターミナルとしても賑わう駅です。
駅周辺は、再開発ですっかり新しい街へ。二子玉川ライズなる、複合商業施設になっていました。来慣れていたはずの嫁さんも、初めての街に来たかのような感覚だとか。
家電と書籍の販売を融合させたTSUTAYAのコンセプトストア、「蔦屋家電」も入居しています。最新家電と、それに関連した本を楽しみつつ、スタバのコーヒーを傾けました。
田園都市線で渋谷へ出て、東横線・副都心線のホームへ。安藤忠雄氏設計の、モノトーンな世界観が広がる独特の地下駅です。
駅の発車メロディは、思わず聞き耳を立ててしまうドラクエのテーマ。ドラクエ30周年を記念したもので、9月11日までの限定なのだとか。
新宿三丁目駅から、タイムズスクエアを通り抜けて、朝にやってきた新南口へ。ニュウマンに勤める妹の様子を見た後は、Suicaのペンギン広場でやっていたビールフェスタをのぞいてみました。
9時で店じまいということで、生ビールのサーバーは落とした後だったけど、瓶ビールをなんとかゲット。線路の上を渡る夜風を浴びながら、ドイツの香りを楽しみました。
ペンギン像も除幕を終え、ピッカピカの姿を現していました。待ち合わせのスポットになっていくのでしょうね。
今日の泊まりは町田なので、夜のラッシュを小田急で下ることになります。でもビールを傾けながらスマホでロマンスカーの指定席を抑えていたので、ゆったり移動が確約。ゆうゆうと、30000形ロマンスカー・EXEに乗り込みました。
ロマンスカーの中でも実用本位と言われるEXEですが、通勤電車に比べれば天国。ビールを開けるグループ客を眺めながら、西鉄にもこんな電車が走っていたらなあと思ったのでした。