今日は一日かけて、「自然成長型文明に向けて」の増補・改訂を完成させました。
BGMは、イングリット・ヘブラーの定評あるモーツアルト、「ピアノ・ソナタ」第1~5番のCDでした。
若い頃はモーツアルトなんて軽くて…という感じで、まったくいいと思わなかったのですが、最近、かなり聞けるようになってきました。
特にヘブラーのピアノは、モーツアルトへの愛情がこもっていて、軽やかで清冽な小川の流れのような美しさです。
人間は、美しい音楽も創れば、環境を破壊もする、汚職もすれば、いじめもする……存在だなあ、と改めて思います。
ところで、仕事の合間、ふと調べる気になって調べてみたら、ブラームスの「ビオラ・ソナタ」は「クラリネット・ソナタ」の編曲版で、晩年(61歳の頃)、若くて美しい歌手との淡い(?)恋の後、彼女が結婚して去っていった後に作られたもののようです。
そうわかって聴いてみると、なるほどという感じもします。
結ばれることのない、しかし決して悲劇というのでもない、しみじみとした出会いと別れの後の、彼女とのロマンティックでありながら浄化された愛情の思い出が歌われているような気もしました。
さて、明日はシンポジウムの準備のためのミーティングです。これで寝ることにします。
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