里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ドクダミ 大盤峠沿いに群生

2020-06-21 | 日記

石巻市北上町十三浜地区北部、なだらかな牧草地が広がる大盤峠への車道を上がって行く
と、道路沿いにドクダミの群落があって、今まさに白い花が群れ咲いています。
花を見ているだけでは気付きませんが、一歩林に踏み込むと、ドクダミ特有の香りが一帯
に漂ってきます。あまりにも密生しているので踏みつけてしまい、それで傷つけられた茎
や葉から臭いの成分が拡散するのでしょう。

                              二枚とも2020.6.18撮影

中国の明時代に著された本草網目には、ドクダミは「魚醒草(ギョセイソウ)」として記載
されています。魚が腐ったような臭いがするとして名付けられたとか。
私はしょっちゅう嗅いでいるためか悪臭とは感じず、家庭薬の「正露丸」に近いような匂
いと思っています。

特異な臭いの元はデカノイルアセトアルデヒドによるもので、強い抗菌作用があって、食
中毒の原因となる黄色ブドウ球菌や、水虫の原因となる白癬菌を殺菌する作用があると言
われています。ただこれらの作用も臭いも、葉を乾燥させると無くなるようです。

                              二枚とも2020.6.18撮影

ドクダミは2017年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/3ce1ef3fa9e5848e127f63dec4224cdf

 



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