石巻市北上町十三浜地区、国道に沿った防潮堤上を北東方向へ歩いて行くと、行く手に
高さ6~7mの岩場があって、その裾に淡紅色の花が群れ咲いているのが見えます。
海岸の岩場ですからフジナデシコ(ハマナデシコ)でしょうか ?
ただ、この花は盛夏になってから咲くように記憶しているので、別の花かも知れません。
二枚とも2020.6.18撮影
岩場下で観察すると、花びらの先端が細かく深裂していますからカワラナデシコですね。
他種との競合が少なく、十分に日光が当たる環境を好むようで、河原やこのような岩場で
見掛けることが多いですね。
カワラナデシコには普通の両性花と、少ないながら雄しべが全くない雌花もあるようです。
両性花には雄しべが10本、雌しべは1本ですが花柱が2本あります。
開花直後は雄しべが立ち上がり、雌しべは見えません。その後、雄しべが萎れて、雌しべ
が伸びてきます。これは自家受粉を避けるための仕組みで、「雄性先熟」と呼ばれます。
二枚とも2020.6.18撮影
カワラナデシコは2017年の1月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/9bc864e94a35024e35e4a2b9ad2ccc3e
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