石巻市北上町十三浜地区南部、国道から分かれてかつての集落道に入ると、道路際の草地
に白い頭状花をたくさん付けた植物が群生しています。近くで観察するとノコギリソウの
ようですが、葉が深裂して裂片が線状になっていますから、セイヨウノコギリソウですね。
かつて民家の庭先に植えられていたのか、或いは復旧工事に伴う土砂に地下茎とか種子が
入っていたのかも知れません。セイヨウノコギリソウは道端や河川の土手に生えているの
を時々見かけますから、在来種のノコギリソウより逞しいのかも知れません。
二枚とも2020.6.18撮影
セイヨウノコギリソウはヨーロッパや北アメリカ原産の帰化植物で、我国へは明治20年に
観賞用として渡来し、その後北海道~本州では野に逸出して野生化しています。
花色は白色が基本ですが、園芸品種では赤~淡紅色、黄色もあるようです。
日当たりを好み、乾燥した痩せ地でも生育する植物のようですから、十三浜地区のような
海岸近くの盛り土でも逞しく繁殖するのでしょう。
二枚とも2020.6.18撮影
セイヨウノコギリソウは2018年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/7ae8d1145769899f58f58e07c20fe3ed
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます