里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

セイヨウノコギリソウ 十三浜

2020-06-20 | 日記

石巻市北上町十三浜地区南部、国道から分かれてかつての集落道に入ると、道路際の草地
に白い頭状花をたくさん付けた植物が群生しています。近くで観察するとノコギリソウの
ようですが、葉が深裂して裂片が線状になっていますから、セイヨウノコギリソウですね。

かつて民家の庭先に植えられていたのか、或いは復旧工事に伴う土砂に地下茎とか種子が
入っていたのかも知れません。セイヨウノコギリソウは道端や河川の土手に生えているの
を時々見かけますから、在来種のノコギリソウより逞しいのかも知れません。

                              二枚とも2020.6.18撮影

セイヨウノコギリソウはヨーロッパや北アメリカ原産の帰化植物で、我国へは明治20年に
観賞用として渡来し、その後北海道~本州では野に逸出して野生化しています。
花色は白色が基本ですが、園芸品種では赤~淡紅色、黄色もあるようです。

日当たりを好み、乾燥した痩せ地でも生育する植物のようですから、十三浜地区のような
海岸近くの盛り土でも逞しく繁殖するのでしょう。

                              二枚とも2020.6.18撮影

セイヨウノコギリソウは2018年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/7ae8d1145769899f58f58e07c20fe3ed

 

 



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