気仙沼市本吉町小泉地区西部、小沢に注ぐ枝沢沿いを上がって行くと、扇状地状の緩やか
な斜面があって、その流れの畔にショウブの新芽がたくさん出始めていました。
今の時季の新芽は赤褐色を帯びているんですね。
周辺を歩き回ると、節のある緑色の根茎があちこちに覗いていました。
二枚とも2020.3.6撮影
ショウブの葉は香りが良く、これが魔を祓うと考えられて、かつては5月5日の端午の節句
にヨモギともに門や軒先に飾ったものです。香りの元はアサロンやオイゲノールという精油
成分で、血行促進や保湿効果等の効果があることから、菖蒲湯に入れば病気にかからないと
いわれていました。
晩秋~冬期にかけてショウブの根茎を採取し、これを日干ししたものが生薬の菖蒲根です。
煎じて飲用すると、鎮痛、鎮静、健胃、鎮咳、去痰などに効果があるとされます。
2020.3.6撮影
ショウブは2018年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/1e80531de5ce9f09845b4d305fd49211
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