町内の住宅街を散歩していると広めの空地があり、その一角が菜園として耕されています。
夏場はそこに草丈40~50cmの作物が植えられていて、何か小さな実が生っていましたが、別段
注目していませんでした。今は晩秋ですから、そこにはわずかにガラが残されているだけです。
ガラになったので目立つのか、黒い実が少しだけ残されているのを見つけました。
菜園に少し入らせてもらって観察すると、実の直径は1~1.5 . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北東部、北上川沿いの車道を北へ歩いていくと、山裾に鮮やかに黄葉し
た木が見えます。樹下で見上げると、大きな掌状の葉ですからイタヤカエデですね。
イタヤカエデは秋になるとこのように黄色~橙黄色に色付き、赤くなることはありません。
沢沿いや山裾など湿り気のある場所を好み、樹高は20mほどになりますから、カエデの仲間では
最も大きくなる樹種です。
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一関市花泉町日形地区北東部、北上川沿いの車道を北へ歩いていくと、山裾の小広い草地脇に
黄葉した低木が茂っています。葉を見るとサンショウのように見えますが、この木は日陰に多い
種なので仲間のイヌザンショウでしょうか。
サンショウの枝には一対(2本)のトゲがあり、イヌザンショウには一本だけトゲがあります。
ところがこの木の枝には、全くトゲがありません。
念のため葉を千切って揉んでみると、サンショウの . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北東部、山裾の林道を西へ行くと、山の一角が開削された岩場になって
いて、遠目ながら羊歯植物らしきものが生えているのが見えます。
慎重に岩場を登っていくと、岩棚や割目に小形の羊歯が生えていて、よく見ると以前観察した
フクロシダに似ています。帰宅後に写真等を見比べてみましょう。
なお、岩場は硬い頁岩から成っているようです。
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登米市東和町米川地区北東部、沢に沿った杉林内の林道を下っていると、山裾や林道の法面に
イヌワラビ、或いはその仲間と思しき羊歯をよく見かけます。たびたび見かけるので種を確認
すべく各部位を観察すると、中軸や羽軸が緑色ですし、小羽片に細かい切れ込みが入っている
ので、イヌワラビ類ではないかも知れません。羽片の付き方、葉柄基部の鱗片、葉裏のソーラス
などを撮影し、帰宅後に図鑑と見比べてみましょう。
撮 . . . 本文を読む