一関市花泉町、丘陵地の細い農道を下って行くと脇にヤナギ林があり、林内には枯木や倒
木が点在しています。林内に踏み込んでキノコを探していると、ヤナギの倒木に傘の直径
が4cmほどのキノコが束生しているのを見つけました。ナメコの仲間のスギタケに似てい
ますが、スギタケは傘上の濃色の鱗片が、もっと小さくて密生しているような ?
帰宅後にキノコ図鑑で調べてみましょう。
キノコ図鑑でスギタケを検索して、その前後のページをめくっていると私の写真のキノコ
によく似たキノコが載っていました。ヌメリスギタケモドキとあり、傘上の鱗片の様子も
そっくりなので、このキノコで間違いないでしょう。
本来は傘の表面にぬめりがあるようですが、この時は朝の冷え込みで凍り付いていました。
三枚とも2024.11.20撮影
モエギタケ科スギタケ属の中~大型キノコで、夏~秋に広葉樹の枯木に束生する。
特にヤナギ類やハンノキ類の枯木上に発生し、共に湿地や河川沿いに多い樹木。
傘は初め丸山形から饅頭型で後に平らに開く。表面の色は黄褐色~黄錆色でぬめりがある。
表面には濃色の鱗片があり、特に中央部に多い。
ひだは柄に直生~上生する。並びは密で初め淡黄色、後にさび色となる。
柄は傘とほぼ同色から赤褐色でぬめりはない。上部には不完全なつばをもつ。 このつばより
下はささくれで覆われる。近縁のヌメリスギタケは柄までぬめる点で区別できる。
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