里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ナメコ コナラの倒木

2022-12-18 | 日記

石巻市北上町、海岸寄りの林道を集落方向へ下って行くと、北東向きの斜面下に倒木があ
って、たくさんのキノコが生えています。倒木はコナラの木で、少し雪を被っていますが
傘の開いたナメコのように見えます。傘の表面にはナメコのようなぬめりがありそうです
が、今は凍み付いているので確認できません。

                             二枚とも2022.12.17撮影

念のため傘裏のヒダを確認すべく一本抜き取ろうと引っ張ると、ポキッと折れてしまいま
した。海岸近くながら、今朝は随分冷え込んだのでしょう。
傘裏のヒダを確認すると間隔が密で、柄とほぼ同色ですからナメコで間違いないでしょう。
10年ほど前に山形県の尾花沢山中で、小雪の中で10本ほど採取して食べたことがあります。

                             二枚とも2022.12.17撮影

モエギタケ科スギタケ属のキノコで、秋にブナやコナラなどの倒木、切株に発生する。
栽培もされる代表的な食用菌の一つ。
傘の直径は3~8cm、幼菌は半球形で顕著な粘性の膜に包まれる。生長するにつれ粘液は
減少するが、老菌でも完全に粘性が失われることは無い。傘の中央部は茶褐色、周辺部は
褐色。 生長するに従い淡色になる。傘の裏面は最初粘膜で覆われ、後に粘膜状のツバとな
って柄の上部に残るが、古くなると不明瞭になる。肉は初め淡黄色、のち淡褐色を帯びる。
ヒダ は密で淡黄色から後に淡褐色。柄に直生する。
柄は長さ3~6cm、色は傘と同系色で、より淡色。



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