登米市津山町、丘陵の狭間の集落道を緩やかに下って行くと、一帯には休耕田が続いてい
て、ふと道下の法面を見ると黄色い小花が群れ咲いています。
幅2mほどの帯状の法面に、長さ20mほどにわたって大きな群落を形成しています。
道下の細い水路まで下りて花を観察すると、黄色い星形の5弁花ですからマンネングサの
仲間ですね。茎の中ほどを見ると、葉の付け根に一対の半月型のむかごが付いています。
むかごが付くマンネングサですからコモチマンネングサで、このむかごで増えます。
なお、写真のように花はたくさん咲きますが、雄しべに花粉がないことから受粉できず、
種子はできないようです。
二枚とも2023.6.17撮影
さらに接近して観察すると、一対のむかごの中心に小さな点が見えますが、これもむかご
の出来初めで、生長して1対のむかごになるようです。
一ヶ所の葉腋に、2対のむかごができることになります。
これらのむかごは盛夏の前に地面に落ちて、そのままの形で夏~秋を越し、晩秋、或は翌
春から生長を始めます。
二枚とも2023.6.17撮影
コモチマンネングサは2016年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/6f87b4d9c82fa1d71a0438b02e12d660
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