100606撮影
松尾大社の庭は、重森三玲最後の作となりました。

曲水の庭は、奈良・平安期に造られた曲水式庭園を範をした構成です。

洲浜を伴った曲水の流れ

背後の築山の斜面に連続した石組、それをつなぐサツキの大刈込みを配した構成となっています。
今回見たかったサツキ、ちょっぴり早かったようです。

即興の庭
当初の設計計画になかった空間、即興的に造り上げたので即興の庭というそうです。

緑泥片岩、白川砂、錆砂利構成の枯山水式庭園。

上古の庭
松尾大社背後の山中にある盤座(日本庭園の原初形態で、御神体とした石)に因んで、
山下に新たに造られました。植えられているミヤコザサは、人の入れない高山の趣を表しています。

つづく