091101撮影
即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿である。
大正天皇・昭和天皇の即位式もここで行われました。
中央に天皇の御座『高御座』、東に皇后の『御帳台』
紫宸殿(東縁南側)・軒廊には、内侍臨東檻(束帯姿,十二単姿)
内侍(女官)が親王、公卿等に昇殿するように、檜扇をかざして合図をしています。
西階進御膳(采女姿)
采女と呼ばれる女官が紫宸殿の母屋へ御膳を運ぶそうです。
小御所
皇子の元服などの儀式にもちいられ、将軍や諸侯と対面される場所などにも使用されました。
軟障
精好地に千年松を墨画し、縁は、紫色小葵文様の麺をめぐらした幔幕。
大饗(宴)の時に両陛下の玉座の後ろに掛けられる幕。
大正天皇・昭和天皇・今上陛下の即位の大礼に使用されました。
つづく
091101撮影
それにしても暑い
手荷物チェックを受けてから宜秋門から参入
御車寄(昇殿を許された者が正式に参内する時の玄関)には、金屏風と生け花
全景を撮りたい所ですがこの場所には、たくさんの人が集まるので断念
諸大夫の間(正式に参内した者の控えの間)
諸大夫の間の桜の間には、日像纛旛・月像纛旛(昭和天皇の即位式に使用されたそうです。)
諸大夫の間をご紹介すると(2007年の特別拝観時に撮影)
格の高い順に右側から『虎の間』、『鶴の間』、『桜の間』と呼ばれています。
桜の間
鶴の間
虎の間
新御車寄(大正4年の大正天皇の即位礼に際し、建てられました。
大正以後は天皇皇后陛下の玄関になっているそうです。)
舞楽台では、五節舞
宮中では、大嘗祭(即位後最初の新嘗祭)の折に演じられています。
天武天皇が吉野宮で琴を弾いたときに、天女が舞い降り、その袖を五回ひるがえしたという故事に因んでいます。
全景は、こんな感じです。
承明門から見た紫宸殿
毎回恒例の生け花です。
【総本山御寺泉涌寺 月輪未生流】
【大本山大覚寺 嵯峨御流】
【総本山仁和寺 御室流】
建春門後方には、あざやかな紅葉が見えています。
大臣宿所には、帽額
何に使われるかというと即位式の折に、紫宸殿南面の長押上に掛ける幕で
大正天皇、昭和天皇の即位式に使用されたそうです。
>納殿には、威儀物(太刀、弓、胡、桙、楯)
(クリックすると大きい画像で見ることが出来ます)
議所には鉦と鼓
今回、又新たな展示物があり興味深く拝見しました。
つづく
御即位20年記念京都御所特別公開
期 間:平成21年11月1日(日)から11月10日(火)までの10日間
入門時間:午前9時から午後3時30分まで
〔催し〕
11月3日(火・祝) 五節舞(いちひめ雅楽会) 午前10時,午前11時,正午(午前12時) 新御車寄
11月7日(土) 雅楽(平安雅楽会) 午前10時,午前11時,正午(午前12時) 新御車寄
曲目「振鉾三節えんぶさんせつ」「賀殿かてん」
11月8日(日) 蹴鞠(蹴鞠保存会) 午前10時,午前11時,正午(午前12時) 春興殿しゅんこうでん前広場(雨天時 新御車寄)
今年は、例年公開プラス通常非公開の皇后宮常御殿,飛香舎,若宮・姫宮御殿及び朔平門が特別に公開されます。