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エンガディナー

2019-11-28 | ウィーン・ドイツ菓子

クルミの産地として有名なスイス、エンガディン地方の銘菓です。
フランスでは同じクルミの産地でドフィノワと呼ばれる同じようなお菓子があります。
今回はクルミ以外にスライスアーモンドやヘーゼルナッツを少し加えてあります。

普通タルトを作る時は生地にフォークで数か所穴をあけて底生地が浮き上がらないようにするのですが、キャラメルを入れて熱すると穴からキャラメルが漏れ出てくるのでこのお菓子はできません。

クルミ入りのキャラメル作って冷ましてから、敷き込んだサブレ生地に入れてサブレ生地で蓋してオーブンに入れるだけなら早いのですが、穴も開けずにオーブン内で柔らかくなるキャラメルを入れて焼くと底生地の中央内側が少し浮き上がって焼き色がつかなかったりすることがあるので・・・
重しを入れてまず型に敷き込んだ部分を焼き、重しを抜いて内側もしっかり焼き、冷えたナッツ入りキャラメルを入れて更に冷やしてから伸ばしておいた生の生地で蓋をして、塗り卵や模様を施してオーブンへ入れました。
ダイレクトにオーブンへ入れるより30分ほど多くかかりますが、生地の香ばしさは格別です。生徒さま作品なので断面はお見せできず残念ですが・・・

サブレ生地の閉じ方が悪いと、焼いている間にキャラメルが吹き出てくることがありますが、今回はうまく焼けました。もう少し焼いてもよかったなぁ・・・?



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