< 2014年1月17日 13:05 >
安倍首相は、来月7日にロシアで開幕するソチオリンピックの開会式に出席する方向で最終調整に入った。
安倍首相はこれまで、開会式が行われる来月7日が「北方領土の日」に当たることなどから慎重に検討してきたが、出席する方向で最終調整に入った。
安倍首相は就任以来、プーチン大統領と既に4回首脳会談を行っており、開会式に出席することで、さらなる関係強化につなげたい考えのようだ。
http://www.news24.jp/articles/2014/01/17/04244024.html
アルカイダのテロを恐れて、欧米首脳が出席を取りやめている中、G8の日本の首相が首席する。ロシアの国際的面子もたち、プーチンの国内向けの面子もたつ。これは日露関係には大きなメリットとなる。
心配なテロも元KGB長官のプーチンが面子に掛けてオリンピックを守るであろう。現在、ソチの住民さえ自由に街中を移動できないそうだ。更に対空ミサイル装備のGRUのスペッツナッツがソチの市街をパトロールしているそうだ。当然古巣のCBP(旧KGB)はテロリストのあぶり出しに躍起になっていることと思われる。
米政権は日本がロシアに近づくことに不快感があるようだが、これが米共和党政権であればここまで露骨にロシアに近づかなかったであろう。それ程、米民主党(オバマ政権)は、日本をはじめとした同盟諸国の信頼を損ねた。
まして、テロを恐れてオリンピックの開会式に「欠席」とは、ブッシュ共和党大統領が目指してきた「強いアメリカ」の凋落に他ならない。仲間を見捨てて逃げ出すジャイアン(ドラエモンの)には、誰も魅力を感じないしついて行く筈がない。出席するように周りが働きかけているが、同盟国に対するポーズだとしても出席するべきである。国内的には、オバマ政権は中間選挙を待たずしてレイムダック状態である。米国内での支持率も右肩下がりのようだ。
願わくは、北方領土の解決と、シベリア鉄道→樺太(サハリン)→稚内のルートでの延長は期待したい。朝鮮半島も中国領も通過しないルートであり、そのルートでの天然ガスのパイプラインもあり得る。
余談ながら、隣国のクネクネは欠席、習近平氏は出席のようだ。北のカリアゲ君が出席したら、クネクネは立場なくなるのでは?
*写真は沖縄サミットのプーチン露大統領