木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

大新聞程「悪しき男社会の典型」

2020年07月14日 | Weblog

メディアはなぜナショナリズムに流されるのか
まずメディアで働く記者達は批判精神とは真っ向から対立する教育制度の勝ち組だから。日本の教育制度は究極的にはある既存のデータを基に正解を見つけることを訓練する。従って与えられたデータそのものを疑うことをしない。
しかしジャーナリズムは現場から問を立てて既存の価値や価値観を問い直す作業だ。日本のマジョリティー(多数者)はそうした訓練をされないまま社会人になる。記者も同じだ。と喝破するのは東京大学教授の林香里さんだ。
新聞労連が官邸記者クラブの記者達に菅官房長官に執拗に食い下がった東京新聞の望月衣塑子さんについてどう思うか聞いたところ「キャラ立ち」、「目立つようにわざと質問」といった感想が目立ち、「道場破り」のようなことをする彼女が許せない存在になっているようだ。
互いに牽制し合い「予定調和」で済まそうとするマスメディアの傾向が顕著だという。大新聞は戦前から生き残って古い体質を変えないまま今日まで来た。
「いわゆるエリートと自認する男社会の典型」を大新聞の記者達も持っている。
しかし今新聞の購読数はどんどん減り、このまま変わらないと自滅する運命が待っている。
新聞でゆっくり物事を吟味することは時代が変わっても必要と私は思う。

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