7月31日
引き続き、38度を越える熱。
やばいです。
わきの下をあまり冷やさなかったのが失敗だったか。
午前中ドクターが来て、心エコー検査をする。移動式の心エコー検査機だ。このドクターはあまりつよく押さないから胸はいたくない。w
でも横向きになるとひどく肩がいたい。やっぱり弱ってる。
検査後、難しい顔をして戻っていった。なんだろう。
すこしして別のドクターがくる。今日は主治医の人は休みらしい。
ドクター曰く
「合併症がでているようです」
がーーーん。
初日のカテーテルの治療後、合併症さえ出なければ大丈夫といわれたのだ。(大丈夫というのは死なないという意味)だから合併症だけがとにかくこわかったのだ。
「たぶんね、心膜炎だと思う。心筋梗塞をやった人でたまに、2週間から4週間ぐらいあとになる人がいるんですよ。」
「○○さん(私のこと)の場合、発症してから治療するのが遅かったのでね。そういう人は結構かかりやすい」
「胸に水が溜まっているから多分そうだと思います」
「とにかく熱がでるのと、あとは水が溜まるぐらいで、特に悪さをするわけではないです」
そうか。これで死んだりすることはないらしい。
カテーテル検査はどうなるのかな。
それにしてもからだがだるい。
受け持ちの看護師さんがやってきて、11時になったら病棟を移動しますよ、っと告げられる。しく
11時。移動だ。だる~~い。受け持ちの看護師さんが手伝ってくれたけど、さすがに今日は楽しくないのだ。
荷物をもって循環器科にうつる。一つ下の6階だ。楽な移動。
受け持ちの看護師さんが、最後にいろいろお話してくれる。ものすごく顔を近づけて話すので照れる。w
病室は6人部屋だけど、私以外には一人しか患者がいない。
何でもいいけどとにかく熱を下げないと。
夕食は、からだがだるくて半分しか食べられず。今まで醤油とマヨネーズ以外は残したことなかったのに。
夜、熱が下がらない。
氷枕と冷却パック5つ。それに座薬。
8月1日
朝、ようやく熱が下がった。
冷却パック5つが効いたようだ。あ、座薬もか。
冷却パックは、左右の鼠径部、左右の脇の下、あとの一つは胸部に当てたり前頭部に当てたりした。
脇の下というのは効果が劇的で少しぐらいの発熱の時にはやらない方がいいのだけれど(入院直後に一度やったら、10秒で寒気がしてやめた)、それでも足りないくらいよくねつがでている。
鼠径部、即ち脚の付け根は、大きな血管が通っているので、効果的なのだ。
特に今回は熱源が胸だからまず血液が温まって体が熱くなっているわけで、とても有効な攻撃といえよう。
朝食のアナウンスが聴こえたが、直後に眠ってしまって、朝食は看護師さんが運んでくれた。不覚。
回診で、結局明日のカテーテル検査はやらないことにして、今日の家族との話は別のことにするということになった。
非常に残念だがしょうがない。
夕方近くなって突然点滴。
それが終るとすぐに主治医のお話。
本来は、カテーテル検査の話だったが、しかたなく入院時の状態がどうだったかたをきくことになった。
いくつか映像とその静止画像を見せられ、いかに見事に心臓の血管が詰まっていたか、治療のあと、どうなったかを見る。
心臓の一番太い血管が、根元近くから詰まったのだ。よくあんな太いのが詰まったものだ。
一番太い血管が詰まったことにより、左心室に酸素が供給されず、徐々に壊死していったということだ。
左心室は、全身に新鮮な酸素をたっぷり含んだ血液を送り出す役割だ。
これを「左心室から全身だー!」というのだ。そこの君も、高校受験に役立つから覚えておくように!
まあ、ここの筋肉が壊死しちゃうとろくに運動できないわけだな。
昨日発覚した合併症は、その壊死した部分に対して、免疫システムが作動、攻撃にいたったということらしい。
どうせなら風邪の時とかにもっと頑張って欲しいよな。
夕方まで熱はなかったのだが、夜はまた38℃を越えだした。
もう、いい加減、からだがきついっちゅうねん。
8月2日
未明から、あまり熱は上がらなくなってきたようだ。
しかし、体は疲れきっているので、おとなしくしているしかない。
午前中、昨日の夕方と同じ点滴。しばらく続けるようだが、抗生剤だ。
「どうも、薬剤師です」と言って薬剤師の人がやってきた。
今まで飲んでいる薬の話。副作用について特に話をしていた。特に気がついた副作用はなかったが、一つだけほとんど気にならないような副作用が出ていることに気付く。あまりにぴったりの症状だったのでちょっと可笑しかった。
ついでに昨日から点滴が始まったけど、下痢はしていないかときかれる。
「いえ、別に」と言った後、そういえば、今日二回うんこをしたぞ。しかも2度目はかなり柔らかかったではないか。(補足:食事中、ここを読んでいる人がいたら失礼。といってもあまりいないと思うけどw)
「あ、そういえば、さっき」と言って下痢気味になっていることを告げる。
案の定、まるで計ったように午後、下痢が襲ってきた。
夕方近くにはまたその点滴。
夕方~夜にはまたまた下痢。
熱が続いていたからかなり疲れてるのに、これはもうしんどいがな。
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