全く別のこと(保守とリベラルでは脳の構造が違う件)を検索していたら、なぜか君が代・日の丸問題について書いたブログを見ることに。
米長元名人の件のことも書かれていましたが、できれば故人の悪口は言いたくないので、そっちはおいといて、大阪の話。
大阪の学校では、君が代を歌わない先生は処罰だということでしたね。他もだいたいそうなんだろうか。
しかも、大阪では口を動かしていない先生はいないかどうかもチェックするそうです。
かなり気持ち悪い。
上記のようにあるブログにその話題があったのですが、そこのコメントに書かれていたのが「協調性」についてなのです。
学校では、勉学以外に社会に出たときにやっていける能力も教えるのだから、協調性は大事だとい話。主義主張が違っていることでも、そこに合わせて協調できる力を養うのだそうだ。
いくつか疑問がありますよね。(というか、気持ち悪いですよね)
協調性とはどんなものか。社会に出て役に立つ?
強制されて君が代を歌うことは、協調性があることなのか。
君が代を歌うことを強制する行為は協調性のある行為?教育委員会は社会ではないのか?
どうみても橋下市長に協調性があるとは思えないが。彼は社会人ではない?
弟が有名人の石原なんだかって人もそうですよね。きんたろうだっけ(違います)
どう見ても協調性はない。著作に「Noと言える日本人」なんてのがある。
君が代を歌えといわれたら、Noと言えばいいということですね。
「君が代を歌え」というのは、橋下や石原的な人物を育てよう、ということとは真逆ですよね。
強制されて君が代を歌う行為が社会に出て役に立つ「協調性」なるものなのだそうですが、ブラック企業ではそれは役に立つでしょう。ブラック企業の客としてだと、ものすごくその企業には役に立つかもしれない。良いカモとして。
上の者から裏金作りを要請されたときには役に立つ(笑)
ようするに悪い人には都合のいい人になる可能性が高いということですね。悪事が発覚したら、実行犯として生贄になるし。
つまり国家(というか統治機構)や悪人(ほぼ同義?)の奴隷を作るための教育ということでしょう。
大企業だと、パナソニックではちょっと役に立つかもしれない。グーグルでは不採用かな。
とりあえず検索してみたら、社会に出て必要な協調性と言うものが少し見えた気がするので出してみます。
ウーマンキャリア - 協調性とは
応募要件における協調性とは、相手の立場に立って考え、複数の意見を取りまとめながら物事を円滑に進めることが出来る能力を指します。自分の意見を持ちつつ、相手の意見も取り入れることができる素直さと柔軟性を兼ね備えている人は、協調性が高いといえるでしょう。
複数のメンバーで、双方向のコミュニケーションを取りつつ進めなければならないタイプの仕事では必須の能力となります。
ウーマンキャリアというところ。なるほど、男社会で女性がキャリアを積んでいくのは、男より頭を使うのでしょうね。
変なものを強制する世界よりはるかに優れた感覚だと思います。
一方、
あのコメントの人が社会に出て必要な協調性と言っていたものが少し見えた気がするので出してみます。
ブラックビジネスマニュアル
これいいですね。ここをあちこち見ると、今の日本の空気はブラック企業そのものだということがよくわかります。
上のページは「協調性のない人は嫌われる」ですが、ほかにも、「悪がはびこる」「気に入らなければが咎める」「管理職が無責任」「大声を上げる人が勝つ」など、まるで今の日本。
ブラック企業における「協調性」は、君が代を歌うことなのですよね。
もちろん、協調性そのものを否定しているわけではありません。ウーマンキャリアにあるような協調性なら納得です。
仕事をするにあたって、他の人たちと協力することは重要です。
他の人の仕事を邪魔するのは論外でしょうが、君が代を歌わないというのは、誰の邪魔もしていない。
歌わなくても、卒業式と言う「儀式」は円滑に進んでおりますよ。
それは従順であることなのであって、協調性ではありません。
皆が同じ作業をするというならそもそも協調性はあまりいらないでしょう。
作業がはやく正確な人のほうがいい。むしろ競争です。遅い人と同じペースでやる?
関係調整能力のない上司が、部下の能力などを把握しないでとにかく無理やり仕事をさせるのには、君が代型の強制は都合が良いのでしょうね。
日本は「和」の社会だそうです。和というのは、みんな同じという意味ではありません。
みんな違います。
前にも書いたような気もしますが、音楽の和音は、「ド・ミ・ソ」のようなやつであって、みんなで「ド」をならすのとは違います。
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