Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog





いいところから書きます。あまり難しい言葉を使っていないし、言いまわしもひねくれていないので難解な文章ではない点。
悪い点は、内容。
これはやはり、幼稚ですよね。
意図としては、「ぼくちゃんたちの日本は善意にあふれたとっても立派で親切な国だったんだ。アメリカがずるいんだ」みたいなことを言いたいのですかね。
子供か。
結局、日本はばかで弱かっただけですって言っているようなものですよね。
筆者の危機対応能力などは欠けているように思います。
航空自衛官のトップだったのですよね。これによって更迭されたのは極めて適切でしたと言わざるを得ないですね。
感想文だけ書いてもしょうがないので、少し引用しますかね。ただ、そこいら中おかしいので、一部だけ。色が違う部分が引用部。

彼はハリー ・ホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機 100 機からなるフライングタイガースを派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰 で強力に支援していた。
真珠湾攻撃に先立つ1ヶ月半も前から中国大 陸においてアメリカは日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。

コミンテルンがどうのこうのは、アメリカの内部の問題でどうでもいいですね。それなのに、何かねらって書いているとすれば、この人ちょっとあざといかなw
フライングタイガースについて。
開戦前に戦闘機100機を中国に送っていたのは間違いないようです。これはどこを見てもだいたいそういう感じの記述。
開戦前から戦っていたかというのは、資料がないです。1ヶ月半前からと言うのは、さらにソースなし。
ただ、当時、戦った日本兵の感触として、急に強くなったので米兵じゃないか?ってのはあるようです。
飛行機を送っていたとか、日本を攻撃する予定があったとかは別に普通のことでしょう。計画ぐらいたててるに決まってるし、それを卑怯だというおバカな人はいないでしょう。
先に戦闘していた件ですよね。戦っていた戦闘機は、アメリカのものではないのだ。
まあ、戦っていたとして、「卑怯だ」っていうぐらいですかね。
アメリカの戦争責任なんて、原爆が問われないんだからそんなことで問われるわけがない。
続いて、

ルーズベルトは戦争をしないという公約 で大統領になったため、日米戦争を開始するにはどう しても見かけ上日本に第 1 撃を引かせる必要があった。

そして、ハル・ノート。

日本がアメリカの要求するハル・ ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たか もしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第 2, 第 3 の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。

日本の汚点ですよね。今さら恥の上塗りしなくても。学習して未来に備えましょう。
まず、あちらからあからさまに開戦できないなら、それを利用すべきでしょう。要求を突き付けられたら、ノーと言えばいいだけ。
それから、ハル・ノートが最後通牒だと思っていたらしい点。国際社会において、最後通牒は最後通牒はじゃないよね。
だいたい、いきなり、最後通牒なんて出すかい。いくらでも交渉する余地はあったでしょうねえ。
そしてなにより、ハル・ノートはアメリカの公式な外交文書ではなかったということですね。
書いてたんですよね。
“Strictly Confidential, tentative and without commitment(極秘、試案にして拘束力なし)"
って。ここを吉田茂に突っ込まれてますね。
基本的に交渉というものを知らない。たまたま武力でずっと勝って来たってことで「おれ、つえ~~」と勘違いしていた。
言論弾圧もしてたしね。ファシズムってのは、いろんな脳味噌が機能しないから全体として頭が悪くなる。
相手はあからさまには開戦したくないんだから、いくらでも交渉できたのに。
海外に行って買い物するときに、日本人はほとんど値切らないってのはよく言われてたよね。
試案のハル・ノートを受け入れるか、そもなければ戦争か、そんな選択はイタすぎます。
これはある種のチキンレースで、まずそれに負けたんです。
サッカーのPK戦でよく止めるキーパーはとても落ち着いています。

長くなったので2回に分けます。

ブログランキング・にほんブログ村へ



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )