大臣に体力は必要か

なんですかツイッターで白熱のやり取りがあったようです。
簡単に言うと程度問題です。ははは

渡部輝人氏と荻上チキ氏の言い分を全部読んでから書くとめんどくさいので、そっちは飛ばして書きます。
いや、いずれも同意しがたい事と否定しがたいことが混じっていて、だからめんどくさい。
障害者であるからなどという話は違うけれども、大臣は他の職業とは違いますと。

大臣は「生業」にはなり得ません。
大臣は特別な権力を与えられています。一応は国民から負託されてるわけですよね。（あ、大阪の松井君、負託は忖度とは違うんですよ）
それはその任に就く者にそれだけの能力があることが想定されているからで、実際はバカだらけで困っているわけですが、その（あるはずの）能力を発揮して国民の役に立つように職務を遂行するべく、「特別な権限を」「一時的に」与えられているのです。
できなければ他の人が代わってやればいいのです。
パーマネントな職業ではないし、大臣を辞めたからといって飢え死にするわけでもないです。
職務を遂行するために十分な能力を発揮するだけの体力がないなら、辞めるべきです。

「特別な権限を」「一時的に」ということは非常に重要です。
内閣に関して組閣（改造）から次の組閣（改造）までの期間は、日本ですと平均して１年よりかなり短いです。
その間に数カ月体が弱って職責が果たせないとなったら、大半が無駄になるのですからそれは他の人がやるべきでしょう。
体調が常に万全であるなどという人がいるかどうかはわからないので、そういうことは求めませんが少なくとも職責を果たすことが出来る程度の体力は必要ですよね。
大変な額の税金がかかっているわけですからね。
彼らに美味しい思いをしてもらうためではなくて、国民のために充分な仕事をしてもらうためです。

「特別な権限を」「一時的に」という点で言うと、議員も同じにはなりますね。
もちろん、特別な権限の程度もその在任期間も「大臣」とは異なるので、程度問題ということになると思いますが、議員も生業ではないですからね。
生業にされては困ります。
病気などで長期間職務を遂行できないのであれば一旦辞めることは考えないといけないと思います。
（産休・育休は別）
社会保障が充実していれば、辞めても何ら問題ないはずです。（あくまでも程度問題です）
治ったら戻ればいいのです。まあ、選挙がありますが。

通常の仕事と異なるのは、「特別な権限を」「一時的に」の部分ですね。
「病気だから会社辞めろ」というのはブラック企業。
「治療してまた戻って来てください」じゃないと。
「一時的に」というと非正規もそうなんですが、だから本来非正規の人は正規より高い報酬等を得るべきだと言っているわけですが。
「一時的に」というのは企業にとってより都合がいいわけですからね。
非正規の人より大臣のほうが楽っておかしいですよね。

大臣も国民にとって都合がいいから「一時的に」その立場にいるわけで、これが一時的じゃないといろいろと都合が悪くなってきますね。
大臣がおかしな発言などをするとぼくらサヨク（爆）はすぐに「辞めろ」というでしょ。
特別で一時的なお仕事じゃないとこれは言いにくいですよね。

これとは別に、障害があることは職務遂行にさほど問題があるとは思えませんね。八代栄太議員が長年やってましたし、国会で障害のある人に対応できないということはないでしょう。

話が変わりますが、今日は共謀罪が国会に提出されました。
テロ等準備罪のはずなのに、テロの定義はないし安倍チャンネルも組織暴力（つまり暴力団）の説明になっていたようです。アホかね。

しかしツイッターの主役は筒井康隆。
慰安婦像の件であまりにバカ発言をしたので一気に話題に。
表現自体は、昔ながらの下品な筒井康隆ですが、対象がおかしいのですよ。
そこがわからないのが多いからね、アイコクシャ様には。
あまりにひどいので削除されたようですが、月に行った醜悪なおっさんたちを描いていた作家が、自らその醜悪なおっさんになっただけの話で、まあ、月に行ってそのまま帰って来るなと。
あ、宇宙探査を行う上での倫理を考えると汚染の問題というのがあるので、月に汚物を送り込むのは大問題ですから太陽に行ってもらった方が助かりますが。
２０冊以上読んだ作家は、筒井康隆とフレドリック・ブラウンとコリン・ウイルソンだけなんだけど（たぶん）、そんなに残念とも思っていないんだな。
９０年以降の作品はあまり読んでいないんだけど、そのあたりから全然面白いとは思わなくなったので。

１９８０年ごろ
Pointer Sisters - Fire

Anita Ward ~ Ring My Bell