Studio Flow's こころの声 blog

2018年末左手橈骨粉砕骨折後、入院・手術・リハビリを経験。その後の気づき・思うこと、老親、勉強のことを書いていきます。

転倒予防を学ぶ

2021-10-17 15:12:00 | こころの声
昨夜は20時からBMTバイメカセラピー主催のセミナー
「転倒予防のための動的姿勢制御」全5回の第一回目
講師は石井慎一郎 先生




石井先生の講座は歩行だったり寝返り動作だったりと力学的な説明がとってもわかりやすい。

また、父が齢88となり足下がおぼつかなくなってきた…
それは娘として悲しいことではあるが、仕方がないで済ませてしまうのはまた違うと思う。

今夜はテーマ「バランス制御の基礎力学」

身体運動の力学的本質は「床反力」を変化させて行っている訳だから
床を「足裏のどの位置で」
「どの方向へ」
「どの程度の力で」押すと良いのか。
ま、どの程度の力とは自分の体重(その重量)なんだけど。

人は自分が普通だと思っている。
自分の今の姿勢も。
それが、そり返っている姿勢であっても
背中が曲がってしまった姿勢でいても
O脚になってしまっていたとしても
その脳はそれが普通。
普通の状態では、違いを判断することはとても難しい。

今夜の質問でも
「足裏…足関節戦略」の強化はどのようにすれば良いですか?
まぁ…私のオススメは重りを持つことなんだけど。
ご参加の皆様は理学療法士さんで医療機関でのリハビリだから、重りがリハ室にあるところは少ないわな。

今回、アップライトポジションが作れなくなると、足関節戦略も出来なくなるとの説明もあり、先にアップライトポジションを作らないでどれだけ足関節戦略アプローチをやってもムダなんだということを知る。

アップライトポジションができない方に、足関節戦略アプローチをさせて
「違う!」
「そうじゃなくて」
「頑張って!!」
とか言って、その方を追い込むことは、私がダンスをしていた時の
「股関節を後ろに引くなって、何回言わせんの!」
「情けない…内股にしないの!」
って注意を受けて悲しくなったことと同一だわ…。

そうなるからには、そうならざるを得ない理由がある。
私の場合は、腸腰筋と大腿直筋の硬さと、股関節の内旋傾向の大きさが原因。
じゃあ、腸腰筋・大腿直筋をストレッチして、大臀筋のトレーニングをやってあげたら改善するのに。
それをさせずに、やらせるからできないだけ。
できないことをあげつらうのであれば、それを「どうすればできるようになるのか!」を考えることが大切だわ。

なので、今もアップライトポジションを作るためのアプローチをやってはいるけど、より一層の確実さを求めて実施していこう。

石井慎一郎先生の講座2回目は、2週間後の30日。

さて、父(後期高齢者)へのアップライトポジションアプローチは何処からが良いのだろう?
まだまだ判らないことがたくさん。
まだまだ勉強します!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿