山水電気はアンプを中心に根強いファンを持つ1944年創業の老舗音響メーカーでした。パイオニアやトリオとともにオーディオ専門メーカーの一角でした。それが時代とともに生活スタイルも変わり、音響機器もデジタル化され昔からのアナログメーカーは取り残されてしまいました。
昔の若者はラジカセから始まり、オーディオコンポーネントをそろえるのが夢でしたが、生活スタイルがかわり、アナログレコードからCDへ、そして今はCDも携帯電話にダウンロードして音楽を手に入れる時代になりました。昔のコンポやアナログレコードプレイヤー、カセットデッキ、エアチェックしたカセット、重さ50キロもあるスピーカーは物置の奥に収納したままです。
名古屋を代表する松坂屋には松下電器のオーディオ専用フロアが10年くらい設置されていました。栄テクニファイブと言ってナショナルブランド(テクニクス)のオーディオ機器をそろえでもストレーションしていました。ここではテクニクスブランドの機器を展示していました。販売は行わず、ただでもストレーションだけでした。寒いくらい冷房が聴いた部屋で、きれいなおねーさんが丁寧に機器の説明をしてくれました。
暑い夏はここで1時間ぐらい音楽を聴きながら涼んで、帰りにカタログをもらって帰る夏でした。その栄テクニ5もいつの間にかなくなりました。ヤマダ電機や大型家電ショップがまだない古い昔の思い出です。
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