結核は過去の病気ではありません。現在でも毎年2万5千人が感染して、2200人が死亡しています。50年前の年間死亡者十数万人に比べれば減ってはいますが,依然猛威を振るっています。諸外国と比べても、日本の10万人に対する罹患率は19.4㌫と,飛びぬけています。カナダ4.7㌫、米国4.3㌫、スウェーデン5.4㌫ですから、WHOから、中万延国といわれても仕方がありません。
ではどうすれば防げるかというと、バランスのとれた食事や十分な睡眠に心がけ、免疫力や体力の低下を防止することが重要です。それに、たとえ感染しても5~10パーセントの人しか発病しません。又、発病しても6ヶ月間きちんと服用すれば、ほとんどのかたが,完治します。ただ、自己判断で、せきが治まったからといって、薬の服用をやめてはいけません。薬の効かない、耐性結核菌ができてしまいます。
電車やエレベーター等密閉社会で暮らさなければならない現在、誰でも結核に感染する可能性があります。
そうではないんですね。
今でも、亡くなる方がいらっしゃるんですものね。
やはり、食事や睡眠、規則正しい生活が、大切ですね。