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経営再開の障壁になったのは防疫機能を高めるための畜舎改修や消毒設備の導入家畜購入費などの経費が増大したことです。
牛繁殖農家の場合、メス牛を仕入れて、生まれた子牛を販売するようになるのに、3年程度かかることも障壁になりました。畜産を残念した農家では兼業していた野菜作りに専念するしかないのが、実情です。
宮崎では1980年代には畜産農家が4万3千戸あったのが高齢化や飼料の高騰で口蹄疫が発生する直前では1万2千戸に減少していました。そして口蹄疫発生後の今年は8000戸まで減少してしまいました。
ブランド力を維持しようと思えば品質もさることながら、ある程度の数量が必要です。TPP交渉では牛肉関税はさらに引き下げられようとしています。そして、最近の円安傾向で、輸入飼料の値上がりが懸念されます。これから畜牛農家の経営は大変なものにまりそうです。
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