勝 小吉は言わずと知れた勝 海舟のの父です。
江戸弁口調で破天荒な生涯をおくった味のある男でした。大局を見て江戸幕府を終焉へ導いた息子を育てました。
7歳で禄高40石ほどの貧乏御家人の養子なった小吉は14歳の時に家出、物乞いをしながら伊勢参りの旅をして、帰宅後は剣を学びながら役付き運動、吉原通いに明け暮れ、借金が重なり、21歳で又家出、出奔。甥の新太郎に呼び戻され、座敷牢に3年間幽閉、この間に勝海舟が生まれる。結局幕臣の役には付けず、生活費は所道具の売買、刀の目利きなどで自ら稼ぎ、生涯無役。37歳で隠居、麟太郎が蘭書塾を開い田49歳で没する。
親戚の評価は柄の抜けた肥びしゃくと言われた。娘のお順は佐久間象山の妻になりました。
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