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民間企業の参入を促すためと訳の分からない理由をつけて政府はろくに、審議もしないまま2017年4月種子法廃止が決まり、20年の4月1日施行されました。やはり外資の圧力でしよう。日本の種子メーカーで最大の会社はタキイ種苗とサカタのタネですが売り上げ規模は500億程度です。対するアメリカのモンサントは1兆円規模の会社です。野菜の種は40年ほど前までは国産100%でしたが、現在はほぼ輸入品です。これまでは固定種生産でしたが、現代は一代限りのF1種にとってかわりました。F1種の種は1回しか使えません。毎年企業から買わなければなりません。
米でいえば自給率100%で、日本には300種類を超えるコメの固定種があり、守っていかなければなりません。各県では条例によって守ろうとしていますが、温暖化が進みコメにも米国などの巨大メーカーが参入、F1種を売りつけてくる時代がやってきそうです。
そしてコロナ騒動のなかで政府は農家に企業から種を買わせる種子法改正案を通そうとしています。こんなことをやっていて、日本の食料は大丈夫ですか。
日本の食料自給率は38%でしかありません。あの国土の狭いオランダでは70%です。
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