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浜岡原発を全面的に停止しても、中電の火力発電所をフル稼働させれば中部電力管内の需要は満たせそうですが、綱渡り的な状態はつづきます。当然、東京電力への融通はできなくなります。それに、中電の場合、電力の50パーセントが産業用と、他の電力会社に比べ産業用の割合が高い点が問題です。かりに、夏場に、計画停電でも行えば中部の産業というか、日本の産業界は、壊滅的な打撃を受けます。
菅総理は、関西電力から融通してもらえば、良いなどと、おっしゃいましたが、電力の50パーセントを原発に頼る関西電力からの融通は、本末転倒です。
原発中止は、雇用や地域の財政など色々ありますが、一番の問題はコストです。浜岡原発を停止した場合、火力発電の稼働率アップにより、年間2500億円ものコストアップになります。このコストアップに、中電が耐えられるかが、問題です。それだけではありません。原発を停止しても、維持コストがかかります。つなみの防ちょう壁の工事費用もかかります。
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