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〇日本軍が1903年(明治36年)に開発した新型の三六式無線電信機は、150キロの距離を安定して通信できる優れものでした。
この無線機を使い、明治38年5月27日未明に、対馬沖に進入してきたバルチック艦隊を「信濃丸」が発見して、旗艦三笠に「敵艦ミユ」の電信を打ちました。
この三笠から大本営にあの有名な電信が打たれます。
敵艦隊見ユトノ警報ニ接シ、連合艦隊ハ直チニ出勤、コレヲ撃滅セントス、本日天気晴朗ナレドモ波高シ
〇火薬の改良も忘れてはいけません.当時の火薬には爆発予防の為に水分が20パーセント程度まぜられていました。この加減が難しく、水分が多すぎると爆発力が落ち、少ないと自然に爆発してしまい、製造に苦労していました。そこで、下瀬雅充が安全性の高い新型火薬を発明しました。
〇世界最速を誇った「宮原式汽缶」の発明も忘れてはいけません。
上記のほか、バルチック艦隊は7ヶ月以上かけて日本海まで,航海してきましたが、途中の補給が日英同盟の英国による妨害で、思うに任せなかったことも、敗因の一つです。
最後にテレビでは安部寛が演じている秋山好古は、実際はツルッパゲです。フランス留学でチフスにかかり、ツルッパゲになりました。
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