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トヨタはなぜ法人税をはらっていなかったか
トヨタはリーマンショックで2009年、20010年度は赤字決算になりました。しかしその後2011年、2012年度は多額の利益を計上しています。黒字だった08,11,12年度だけでも課税所得から除かれる配当利益で9千3百億円も所得金額を圧縮しています。さらにこれに税率をかけて算出した法人税額から、試験研究費などで、1千億円以上も法人税を減らしています。この大企業減税がトヨタの法人税をゼロにしているのです。
トヨタばかりではありません。業績が良いのに実行税負担率が低い企業が多数あります。
2008年〜2012年度、5期通算法人税負担の一例をあげると
●みずほ銀行の場合税引前利益が4千7百億円に対して法人税が24億円です。なんと実行税負担率が0.5㌫でしかありません。
●三井物産では7千億の利益に対して380億円
●三菱商事では1兆3千億円の利益に対して75億円の法人税
●三菱東京UFJ銀行では2兆4千億円の利益に対して300億円の法人税しか負担していません。
これ以外にも多数の大企業が高額の税負担を免れています。
いまでは大企業の内部留保が500兆円あるそうです。国民の内部留保が700兆円、これでは景気はよくなりません。
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