足利事件での自白

菅家さんは、DNA鑑定と、本人の自白によって、犯人に祭り上げられました。当時のDNA鑑定あやふやさはともかく、本人の自白が無ければ、犯人にされることは無かったのに、と思われますが、それは違います。

警察官の取調べは、そんなに甘いものではありません。とはいっても、私はまだ経験したことがありませんが、実際に経験した、交通事故の現場検証などから、想像できます。

思い起こせば免許取立てのころ、交差点で、軽い接触事故を起こしてしまいました。相手側の、いったん停止無視で、ぶっかったわけですが、その現場検証での経験からいうと、こちらの言い分はほとんどとおりません。警察官が一方的に検証をすすめていきます。交通事故の現場検証でさえ、これですから、刑事事件の取調べの厳しさが想像できます。

自白によって犯人に、仕立て上げていく行為は日本の伝統です。江戸時代から続いています。江戸時代と現在で違うのは、厳しい、拷問がなくなったことぐらいでしょうか。しかし、菅家さんによると、拷問らしき、行為は続いているみたいです。