いまのところ、提出順に、A→B→C→D案と記名投票する案が有力です。問題になっているのは、提供者の年齢です。A案、D案は年齢制限を撤廃した案です。B案は12歳以上、C案は現行制度と同じ15歳以上です。
最有力なのは、A案です。(年齢制限を撤廃し、かつ、本人の同意が無くても、家族の同意があれば、移植可能)ですが、
果たして、可決されるか、微妙です。自民、民主党は、ともに、党議拘束はかけずに採決にのぞむそうですし、共産党は棄権すると、表明しています。この法案が提出された背景には、15歳未満の海外頼りの臓器移植に批判がおきたことです。数千万円の費用をかけ、海外依存の臓器移植は、批判が起きて、当然です。
日本人の臓器移植は、日本人からの移植が自然です。かりに、A案が可決されたとしても、臓器提供者は急には増えないでしょう。それでも、法的な整備は先行して、おこなうべきでしょう。
コンビになどにおかれている、ドナーカードの発行は、いままでに、1億6000万枚発行されていますが、各項目に記入して持参しているひとは、わずか、4.2パーセントにすぎません。そういう、私も、昔は一時、もっいていましたが、今は、なくして、もっていません。倫理感のちがいでしょうか、欧米に比べて、臓器提供希望者の少なさは。
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