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エピソード① 黒田勢が全義館というところに布陣していたら、夜明け前に虎が馬屋に侵入して馬をおそっていた。これを見つけた菅和泉守が虎の腰のあたりを切りつけたが、トラはひるまず、和泉守に襲い掛かろうとしていた。誰も助けることができず、茫然としていた。
その時又兵衛が駆けつけ、トラの肩先から腹にかけて、切りさげたおかげで、和泉守は助かる。しかし長政から[一手の大将たるもの、猛獣と立会い犬死するきか]と叱責をうける。
エピソード② 朝鮮のある村に入ったとき、村人は逃げて空き家になっていた家の中にツボがあり酒らしい液体が染み出ていた。誰も毒酒だといって手をださなかったが、又兵衛がたとえ毒酒でも喉を潤すには十分、もし毒酒なら死ぬだけだといって、飲み始めた。
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