転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼第9回エース杯レポート(その4: ニュータイプへの道編)

2008-02-26 00:13:56 | 大会
という訳で色々延び延びとなっているエース杯のレポートに入ります。
今回は予選第4試合、
前回大会覇者にして前週のみなも大会も制したクーちゃんが参戦したのですが、
最後の最後まで大荒れとなる試合でした。

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予選第4試合(ゼロ、bukabuka、リチア、クー)

前回のエース杯を制した「ミラクルメーカー」クーが、
満を持してこのブロックに登場。
前回の決勝戦で「消滅」で燕返しを決めた様に、
ここでも「ミラクル」を決めて連覇の足がかりとしたいところだ。

個人的に注目しているのが、
何故か「イヌガミ」をベストレアカードとして押しまくっている「千葉のアムロ・レイ」リチア。
普通に考えると単にパラメータが平均値より少し高いだけで、
戦闘勝利時の能力も単に移動事故を軽減するだけで決定力に欠け、
素直に普通のアタッカーを入れた方が良いのでは、
という結論になりやすいのだが、
もしかしたら筆者の知らないスーパーシークレットテクが隠されているのかも知れない。
果たしてイヌガミと共にリチアが大会初勝利の空へと飛び上がることが出来るのか、
それは彼がICカードの代わりに掲げた「テム・レイ」だけが知っている――のかも知れない。

<<<試合開始>>>

マップは太陽の庭園(昼)、東スタート。
開幕で天女を唱えたリチアが鍵を…と思ったが、
彼は何と鍵ではなく次の祠の方へテレポート。
鍵取りでは移動よりテレポートの方が強いというのを知らなかったのか、
それとも祠待ちで鍵を取ろうと判断したのかよく分からないが、
ともあれこれを見てクーとゼロが鍵へ向けて移動を開始。
結果タッチの差でクーが鍵取りを制し、
ゼロは諦めて次の祠横へ移動。
事前に先回りと決めていたブカも次の祠横で待機、
そしてリチアは――早くも「イヌガミ」を配置し、
手札青緑で祠待ちを敢行していた。
「早い、早いよリチアさん」とカイも言い出しかねない立ち上がりだ。

しかしエース杯連覇を目指す「ミラクルメーカー」クーは、
イヌガミでの勝利を夢見る若きパイロット、もといリチアに、
厳しい「現実」を教えるのだった――クーの侵略、ピノ+支援心眼。

手札を使い切りながらもクーが1つ目の祠を獲得し、
ゼロとブカの早押し勝負となったチェイサーターン。
これを制したのは「清龍の偉い人」ゼロで、
ケンタウルスヘル+心眼でライフと鍵を手に入れる。

今回は何の偉い人なのかに注目が集まるゼロは、
アサシン配置+手札赤でまずは1つ目の祠に到達。
取り敢えず今回は「カリバーの偉い人」ではない様だ。

これに対して攻め込んだのは、
前ターンのうちに先回りをしていたリチアのみ。
「リチア、行きまーす」と言わんばかりに召喚したのはやはり来た、
2体目の「V作戦の要」イヌガミ。
これにヤドカリンを付けたイヌガミに対してゼロの支援は、フェレット。
取り敢えず先制を耐えてリチアに鍵が渡るかと思われた直後…、

「ぜ、全滅…!2体のイヌガミが、全滅…!5分と持たずにか…!」

何と16%即死が発動してゼロが勝利してしまった。
ギャラリーからは「ゼロのアサシンは化け物か!」と驚きの声が上がる一方、
早くもライフアウトのリチアは、
まさかの敗北に「ぼ、僕が…イヌガミを…一番、うまく、使えるんだ…」と肩を落とすのだった。

某ロボットアニメネタはこれぐらいにして試合に戻ろう。
ともあれ幸運にもホルダーを維持できたゼロは、
ブルーザガで歩きつつ2つ目の祠へ。
ダゴナイトを配置して手札も緑白、
ここを凌げば入城勝利という位置まで辿り着いた。

今のところ「先制の偉い人」状態のゼロに対し、
祠横に先回りしていたクーが攻め込む。
勿論クーはしっかりとソリューションを持っていた――バルキリー燕+支援亡者の盾。
これでゼロの支援ハコリスを潰し、
再び鍵を手に入れることに成功する。

ここで祠に着けば祠到達数でゼロと並ぶクー。
しかし次の祠には序盤から出遅れ気味のブカが、
隼丸配置+手札緑1白3で待ち構えていた。
対するクーはレイクーン+支援特性侵食で強引に攻め込むが、
この苦し紛れの侵略は、
ブカの「魔王の鼓動」であっさりと堰き止められてしまうのだった。

試合時間が半分を過ぎたところで漸く鍵を手に入れたブカは、
手札を青1赤2緑1白2としてターンエンド、
1つ目の祠を手に入れる。
しかしゼロが既に祠が2つ周っているだけに、
ここからの逆転は非常に厳しいのが現状だ。

マップが朝に変わり、
先程痛恨の敗北を喫したクーは現世の歩兵を置いた後、
ウォーテウムで侵略を行なう。
支援を使わなかったことで見る間に上がるウォーテウムの攻撃値。
ところがブカはこれに対して完璧なソリューションを用意していたのだった――ブカの支援、パンダ師範。
避けも即死も決められたクーはここでライフアウト、
「現世を置かなければ良かった」と嘆いた時には、後の祭だった。

残るゼロとリチアが先回りをしていたこともあり、
鍵を守り通すことに成功したブカ。
しかし祠が一巡した関係で、
次の祠にはゼロのケンタウルスヘルが残っていた。
ゼロは手札に黄赤白を残していたということで、
ブカはケンタウルスヘル+心眼で攻め込む。
心眼を避け無効付きの先制で貫かれる可能性もあって、
決して鉄板とは言い切れない侵略だったが――ゼロの支援は、グリゲーター。

ともあれこれで2つ目の祠を獲得し、
残り5分のところでゼロに追い付いたブカ。
しかしその横には既にゼロが待ち構えており、
更に次の祠にはそのゼロが配置したアサシンが。
祠待ちされる心配の無いゼロは、
支援の無いブカのケンタウルスヘルをラフリア(冬)+道化師の呪いで討ち取り、
そのまま入城で勝利…するかと思われた。

しかし肝心なところで「道化師の偉い人」ゼロは、
移動できる色が足りなくて祠に辿り付けない。
結局手札に黄青を残したまま、
現世の歩兵で強化したMr.ジェントルを配置して立ち往生してしまう。
まさかの移動事故にゼロは頭を抱えた。

予想外のアクシデントを前にクーは動けず、
リチアはライフアウト。
そしてブカは現世の歩兵を剣のローレンス+ヤドカリンで狩りにかかる。
対するゼロはハコリスで耐えようとするが、
ローレンスの微妙な攻撃値アップのせいで避けが発動しないばかりか、
即死まで決められてしまう。
これによって残りライフの無いゼロはライフアウト、
最後の最後でまさかの鍵落としが発生してしまった。

結局次のターンにブカがその鍵を拾ったところで試合終了。
最終的にライフアウトの有無の差で「八千代台の暴君」ブカが1位となり、
序盤でリードを取ったゼロは2位という結果となった。

<<<試合終了>>>

序盤出遅れたブカが、
防衛戦闘を制して祠2タテを決め逆転。
ライフアウトをうまく回避したのが逆転に繋がった。

エース杯連覇が期待されたクーは3位。
精霊族山盛りのウォーテウム砲デッキだった様だが、
やはりパンダ師範を直撃されたのが痛かった。
そしてリチアは痛恨の16%即死を食らって気落ちしたのか、
その後戦闘に絡むことが出来ずに4位に終わった。
「僕は…あの人達に、勝ちたい…」と次回大会で奮起してくれることに期待したい。
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3 コメント

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○○の偉い人 (ゼロ)
2008-02-26 19:53:16
通り名多いなぁ・・・
しかも1つはアヴァと関係ないしw
返信する
そのうち「さくら水産の偉い人」に (Nishi)
2008-02-29 23:33:09
なるかも知れません。

冗談はさておき今回のレポートでは、
各プレイヤーのキャッチフレーズを色々と考えながら書いています。
面白く、かつ失礼にならないキャッチフレーズを考えるのはなかなか難しく、
正直な所リチア君のは正直悪乗りしすぎた感はあります。
この辺りは今後の反省点としたいと思います。
返信する
良いと思いますよ (みーちゃん)
2008-03-01 22:09:59
その人を端的にあらわす肩書きに、アヴァロンと関係なくてもいいのではないでしょうか?
臨場感あふれる内容のほうが重要だと思います。
書き手にはかなりの情熱が必要でしょうが、読む方にも相当の知識がひつようですね?
まあ、それも読む楽しみのひとつですね。

追伸、「さくら水産」といううと居酒屋ですか?
小金井に住んでいたころにお世話になりました。
返信する

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