転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼第9回エース杯レポート(その6: 2位通過の大攻勢編)

2008-02-29 00:59:07 | 大会
という訳で今日から2回に分けて、
エース杯準決勝の様子をお送りします。
今回お送りする第1試合は、
2位通過の3人が潰し合いを演じる展開となりました。

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準決勝第1試合(Shiina、ゼロ、アイシャ《カルム》、時雨)

予選5試合が終わって、
準決勝に進出したのは、
まず各試合1位の霧沢、ミフミ、ブカ、Shiina、そしてNishi《私》。
残る3人は各試合2位のロンファ、ARK、カルム、ゼロ、時雨のうち、
高得点の方から選ばれる。
その結果カルム、ゼロ、時雨の3人が準決勝に進出することとなった。
ちなみにARKはカルムとわずか10点程の差で予選落ち。
前週のみなも大会同様、
ここでも僅差で予選で涙を飲むこととなった。

そして第1試合の組み合わせだが、
何と予選2位の3人がいきなり激突。
これに予選1位のShiinaを加えた4人によって、
決勝への切符2枚が争われることとなった。

<<<試合開始>>>

マップは月光の庭園(朝)、南スタート。
天女の羽衣の詠唱が無い中、
ゼロとカルムが鍵取りに行く一方、
Shiinaは祠横へと先回り、
時雨は身動きが取れずに立ち往生という立ち上がり。
そして注目の鍵取りを制したのは、ゼロであった。

ともあれ首尾良く鍵を手に入れたゼロは、
そのまま1つ目の祠へ。
黒の王配置+手札黄としてチェイサー達に備える。

この耐久値19の獣族に攻め込んだのはShiinaのみ。
その侵略は、何とメタル・ハーンによって基本攻撃値が20になったブレスト伯爵。
支援こそ無いものの祠横に爪のセトラが配置されていたお陰で攻撃値が15上がり、
実は支援の無かったゼロの黒の王にオーバーキルを決めたのだった。
その頃時雨はシータンク+手札白の祠待ちによって反撃の機会を窺い、
鍵取りに失敗したカルムは祠横に付けて立て直しを図ろうとするのだった。

ホルダーとなったShiinaは祠待ちに臆することなく、
時雨のシータンクにラフリア(冬)攻め込む。
時雨はここぞとばかりにかすめ取りを振り回すが――何とShiinaは無支援。
この大胆な攻めによって、
Shiinaは手札に黄を残したまま1つ目の祠を獲得したのだった。

戦闘1番を取ったプレイヤーに鍵が渡るのはほぼ確実なチェイサーターン。
カルムが1番で攻め込む一方、
先程予想外のオーバーキルを食らったゼロは祠横に付け、
そしてまさかの敗北を喫した時雨はMr.ジェントル+青白で祠待ち。
一発逆転を賭けた祠待ちだったのだが、
直後に彼は千葉流の洗礼を受けることとなるのだった――カルムの侵略、「審判の石像」+支援黒の称号。

これで時雨の思惑を狂わせたカルムは、
そのまま1つ目の祠へ。
手札に白を残したまま配置したのは、
耐久値の十分上がったアライクパ。

最早後の無い時雨は、
ゼロとShiinaが先回りに移るのを尻目に攻め込む。
時雨の侵略は、フリィーキィー+威圧のオーラ。
しかしそこに無情にも突き刺さるカルムの「名刀の刃紋」。

時雨をライフアウトさせ、
試合から脱落させたカルムは2つ目の祠へ。
この時点で祠は先回りしていたゼロの側に寄っており、
ゼロにとってはリードを取り戻すチャンスと思われた。

ところがカルムが魔神の麓+白で祠に着き、
マップが夕方に変わると状況は一変。
何とゼロよりもShiinaの方が祠の近くになってしまったのだ。
思わぬ誤算に慌てて攻め込むゼロだが距離の差は決定的で、
戦闘1番はShiinaの手に。
そしてメカニモンク+威圧のオーラが、
無支援の麓を焼き尽くしたのだった。

ここで気が付いた人もいると思うが、
カルムがここで支援を使わなかったのは若干のプレイミスであった。
支援を使って手札を減らさなければ、
魔神の麓の能力が不発になってしまうのだ。
幸いここではそれ程致命傷とはならなかったのだが、
やはりここは負け確定でも支援を使うべきだったかも知れない。

ともあれ再度鍵を手に入れたShiinaは、
2つ目の祠にユキ・ダルマンを配置。
手札を白2として最後の詰めにかかる。

カルムとShiinaの1位争いという趣きとなった終盤戦。
前ターンのうちに先回りをしていた時雨が1番、
そして後の無いゼロが2番で戦闘を予約。
残るカルムは次の祠に自身の置いた審判の石像が残っていることもあり、
先回りで様子見。
さて1番の時雨の侵略は、冥斧ヴァル。
2位以内を確定させる為に支援を使わずに時雨に鍵を渡すか、
それとも次ターンの移動の為に支援を使うか、
その判断に注目が集まるShiinaは――古代樹の実を使用。
対する時雨の支援は、何と「光の盾」。
完全に博打だった様だが、ここは反射が発動。
残り5分にして漸く鍵を手に入れることに成功する。
一方序盤以降戦闘に絡めなかったゼロはここでライフアウト。
決勝進出は絶望的となってしまった。

せめて祠1つは取りたい時雨は、
次の祠に居座っている審判の石像に攻め込む。
この時点でのカルムの手札は黄緑白で、
非常に攻めづらい状況なのだが手札の芳しくない時雨は、
無支援アサシンで確率勝負に賭けるしかない。
しかし現実は非情だった。
カルムの手には、既に完璧なソリューションが握られていたのだった――カルムの支援、ロータン。
そして、戦闘に敗れて吹き飛ばされた時雨に一番近いのは――「田園都市線のアヴァロン課長」カルムだった。

そのカルムは祠をベビドーラでしっかりと塞いだ上で鍵を確保。
残る2人はせめて進路妨害をと祠周りを配置で塞ごうとするが、
次のターン、カルムが手にしていたケルピーが、
最後の希望を摘み取ったのだった。

<<<試合終了>>>

終わってみればカルムの入城勝利で終わったこの試合。
序盤で鍵取りに失敗して吹き飛ばされたり、
魔神の麓の能力を不発させたりとミスはあったものの、
祠2タテで一気に波に乗れたのが大きかった。

Shiinaは序盤からそつのないプレイングで祠を2つ周って2位、
序盤好スタートを切ったゼロは3位となったが、
明暗を分けたのはやはり中盤のマップチェンジ。
マップが変わらずゼロが祠横のままだったなら、
また違った結果となっていただろう。

そして初参加にして予選通過という好成績で、
活躍が期待された「福岡の刺客」時雨は、
祠を1つも周れずに4位に終わってしまった。
祠待ちを石像で空振りさせられた上、
勝負どころでの戦闘が軒並み裏目になったのが痛かった。
とはいえSDB発祥の地福岡から来た男がここで終わってしまう筈が無い。
次回の大会でも台風の目となることは間違い無いだろう。
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津田沼第9回エース杯レポート(その5: 挑戦者急接近編)

2008-02-28 01:31:37 | 大会
昨日はコバさん迎撃の為に夕方から吉祥寺入り。
この日は何故かプレイヤーが非常に多く、
プレイ回数は少なかったものの、
充実した対戦が出来ました。
またアルカディアのカードゲーム本も購入し、
今から色々楽しみにしていたりします。

そんな訳で第9回エース杯のレポートに入ります。
今回は予選最終試合、
あの地からやって来た「刺客」が参戦します。

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予選第5試合(Shiina、時雨、セイ、おのっち)

SDB発祥の地、福岡から転勤してきた「福岡の刺客」時雨が、
エース杯に初参戦。
福岡の対戦レベルの高さを、
地元勢に見せ付けることが出来るかに注目したい。

<<<試合開始>>>

マップは博物館(朝)、南東スタート。
天女の羽衣の詠唱は無く、
おのっちとShiinaが鍵取りに行くが、
先に到着したのはおのっち。
時雨のシーカッター+白2の祠待ちを審判の石像で無力化し、
ほぼベストというべき滑り出し。
一方出遅れたセイとShiinaは先回りして祠横に付け、
次ターンの勝負に賭ける。

おのっちが鍵を取って迎えたホルダーターン。
石像の効果で祠が時雨とShiinaに挟まれる位置に移動したことで、
回避手段に不安があったもののここは天女の羽衣を使用。
ピノ+白でまずは祠1つ獲得となった。

祠の位置の関係上、
Shiinaと時雨の早押し勝負となったチェイサーターン。
これを制して1番を取った時雨は、
Mr.ジェントル+威圧のオーラと力任せの攻め。
対するおのっちの支援は無く、
ここは時雨に鍵が渡る。
一方早押し合戦からあぶれたセイは、
次の祠の中央で待機、
石像の効果で祠が動いたところに攻め込もうという構えだ。

さて鍵を手に入れた時雨は、
石像の効果に移動した祠にMr.ジェントルを配置、
手札に白2枚を残してまずは祠1つを獲得。
この守りはそう簡単には崩せず、
祠2タテも十分射程圏内だ。

試合開始から5分を経過したところで迎えたチェイサーターン。
ホルダーに一番近いのは祠中央で待ち構えていたセイだが、
侵略で使える手札が無かったか、
それとも移動手段が無かったか、
ホルダーを目の前にして立ち往生してしまう。
その間に直前の戦闘で出遅れたShiinaが戦闘1番を獲得。
そのShiinaの侵略は、十分移動数を稼いだメカニモンク。
そして戦闘シーンになり、まずShiinaの支援心眼が公開される。
両者のパラメータが上がった直後、時雨の支援が公開されるが――これが何と「光の盾」。
移動数を稼いだことが裏目になった、
とサテライトに突伏しそうになるShiina――ところが何と反射は不発して大ダメージが直撃。
突伏したのは時雨の方であった。

幸運にも戦闘を制し、
鍵を手に入れたShiinaはそのまま1つ目の祠を獲得。
メタル・ハーン配置+手札青1白2で逆転を狙う。

この「笹塚の破壊神」Shiinaに攻め込んだのは、
前ターンの間に先回りをしていたおのっち。
次の祠には自身の置いた審判の石像があるということで、
祠待ちを恐れる必要の無いおのっちの侵略は、
ほぼ鉄板と思われるバルキリー燕+心眼。
しかし「鉄板」はあくまで「鉄板」であって「勝ち確」ではないのが世の常。
Shiinaはこれをトットーで避けて凌ぎ、
前の戦闘でオーバーキルを食らったおのっちはここでライフアウト。
これによって次の祠は空となり、
試合の流れはいよいよShiinaに傾きはじめた。

勢いに乗るShiinaはクララ配置+手札白として、
2つ目の祠を獲得。
出遅れた序盤から一気に予選通過ラインまで漕ぎ着けた。

マップが昼に変わり、
先回りをしていた時雨とセイのスピード勝負となったチェイサーターン。
これを制したのは既に祠1つを取っている時雨で、
その侵略はシータンク。
Shiinaの支援古代樹の実にかすめ取りを直撃させ、
再び鍵を手中に収める。
2度に渡って出遅れた「市川の暗殺者」セイはここでライフアウト。
予選通過はほぼ絶望的となってしまった。

さて再度ホルダーとなった時雨は、
冥斧ヴァル配置+手札赤として2つ目の祠に到着、
祠数でShiinaに追い付く。
手札は1枚だがヴァルの能力を考えると、
全ての色支援の可能性を考えなければならない為、
チェイサー達にとっては攻めづらい相手だ。

この「福岡の刺客」に攻め込んだのはおのっち1人のみで、
残る2人は祠横待ち。
そして次の祠は石像の効果の関係で空。
時雨にとってはここを守れば入城という重要な戦闘だ。

まず時雨はヴァルの能力で手札に緑を追加。
続いておのっちの侵略モンスターが公開される――ネオン。
そして両者の支援が公開される。
おのっちの支援、アンデッドソード。
対する時雨の支援――カブトス。
耐久+10の効果も、
捨て山の十分に乗ったアンデッドソードを前にしては、
オーバーキルを防ぐのがやっとだった。

既にライフアウトを喫していることもあり、
予選通過を果たすには入城するしかないおのっち。
残り5分の表示の中、
おのっちは審判の石像を置いて2つ目の祠を獲得するが、
手札を残すことが出来ず、
祠横の2人が逃げてくれることを祈るしかない。

祠横のShiinaとセイの動きに注目が集まるチェイサーターン。
耐久値24の石像を前に両者は一斉に駆け込み、
そして1番を取ったのは――既に祠2つを取っているShiinaだった。
次の祠には自身のメタル・ハーンが置かれているということで、
祠待ちの心配の無いShiinaは、
ブレスト伯爵+コングボスで強引に耐久値24を貫通。
これで鍵を奪うとそのまま3つ目の祠に辿りついて入城、
準決勝の切符を手に入れたのだった。

<<<試合終了>>>

序盤出遅れ気味だったShiinaが、
要所での確率勝負を制して流れを掴み、
入城で1位を獲得。
「福岡の刺客」時雨はエース杯初参加ながらも、
堅実なプレイングで2位となり、
ポイント差で予選通過となった。

優勝が期待されたおのっちはライフアウトが響いて3位。
バルキリー燕での侵略が不発に終わったのが悔やまれる。
そして大会優勝経験豊富なセイは、
一度も戦闘に絡むことが出来ずに屈辱の0点終了。
実は最近の大会では不調が続いており、
なかなか波を取り戻せずにいる様だ。
次回大会での「完全復活」に期待しよう。

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予選を振り返ると、
序盤で出遅れたプレイヤーが終盤で逆転して1位、
という試合が相次いだことが注目される。
やはり最後まで諦めずにベストを尽くすことが、
大会で勝利する為の鍵と言えるかも知れない。

また確率勝負で試合を左右されたプレイヤーも多く、
特に即死16%を決められたリチアにとってはまさに「痛恨の一撃」であった。
こういった「確率」をいかに味方に付けるか、
あるいは克服するかは常に考えておく必要があるだろう。
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みなも大会は3/16(日)

2008-02-27 01:03:44 | 大会
昨日は次回のみなも大会の日程を確認すべく、
みなものクラブセガへ。
久々に大戦3を触ったり、
色々なゲームがEdy対応になったりしたのを確かめつつ、
アヴァロン筐体のところに行ってみると、
開催日はやはり3/16で決まってしまっていました。
完全に津田沼のSDB25とぶつかってしまうので、
参加者が大幅に減りそうな予感です。
まあここは地元民の活躍に期待したいところです。
ついでにカルムさんもみなもに行ってくれることにも(無茶を言う)。

その後はみなも大会後に夕食をとれる店を探すべく、
センター南の方へ。
こちらは北と違って、
出て直ぐの場所に飲み屋(というか串焼き屋)があり、
店の調査と称して入店。
串や鍋をたっぷりと堪能してきました。
ともあれ大会後はセンター南の方を推したいところです。

一通り食べた後は、
地下鉄で横浜を経由して川崎へ。
川崎といえば例によってサイキック5な訳ですが、
1回目は3面でアイテムロストを食らった為に捨て、
2回目は終盤で色々事故があったものの、
2倍アイテムが出まくったこともあって800万台が出ました。
一度で良いから8面オールゴールドを実現したいものです。

そんなこんなで気がつくと22時半を過ぎてしまい、
強風と雨のせいで電車が遅れる中、
ほぼ終電で帰路に就いた次第です。
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津田沼第9回エース杯レポート(その4: ニュータイプへの道編)

2008-02-26 00:13:56 | 大会
という訳で色々延び延びとなっているエース杯のレポートに入ります。
今回は予選第4試合、
前回大会覇者にして前週のみなも大会も制したクーちゃんが参戦したのですが、
最後の最後まで大荒れとなる試合でした。

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予選第4試合(ゼロ、bukabuka、リチア、クー)

前回のエース杯を制した「ミラクルメーカー」クーが、
満を持してこのブロックに登場。
前回の決勝戦で「消滅」で燕返しを決めた様に、
ここでも「ミラクル」を決めて連覇の足がかりとしたいところだ。

個人的に注目しているのが、
何故か「イヌガミ」をベストレアカードとして押しまくっている「千葉のアムロ・レイ」リチア。
普通に考えると単にパラメータが平均値より少し高いだけで、
戦闘勝利時の能力も単に移動事故を軽減するだけで決定力に欠け、
素直に普通のアタッカーを入れた方が良いのでは、
という結論になりやすいのだが、
もしかしたら筆者の知らないスーパーシークレットテクが隠されているのかも知れない。
果たしてイヌガミと共にリチアが大会初勝利の空へと飛び上がることが出来るのか、
それは彼がICカードの代わりに掲げた「テム・レイ」だけが知っている――のかも知れない。

<<<試合開始>>>

マップは太陽の庭園(昼)、東スタート。
開幕で天女を唱えたリチアが鍵を…と思ったが、
彼は何と鍵ではなく次の祠の方へテレポート。
鍵取りでは移動よりテレポートの方が強いというのを知らなかったのか、
それとも祠待ちで鍵を取ろうと判断したのかよく分からないが、
ともあれこれを見てクーとゼロが鍵へ向けて移動を開始。
結果タッチの差でクーが鍵取りを制し、
ゼロは諦めて次の祠横へ移動。
事前に先回りと決めていたブカも次の祠横で待機、
そしてリチアは――早くも「イヌガミ」を配置し、
手札青緑で祠待ちを敢行していた。
「早い、早いよリチアさん」とカイも言い出しかねない立ち上がりだ。

しかしエース杯連覇を目指す「ミラクルメーカー」クーは、
イヌガミでの勝利を夢見る若きパイロット、もといリチアに、
厳しい「現実」を教えるのだった――クーの侵略、ピノ+支援心眼。

手札を使い切りながらもクーが1つ目の祠を獲得し、
ゼロとブカの早押し勝負となったチェイサーターン。
これを制したのは「清龍の偉い人」ゼロで、
ケンタウルスヘル+心眼でライフと鍵を手に入れる。

今回は何の偉い人なのかに注目が集まるゼロは、
アサシン配置+手札赤でまずは1つ目の祠に到達。
取り敢えず今回は「カリバーの偉い人」ではない様だ。

これに対して攻め込んだのは、
前ターンのうちに先回りをしていたリチアのみ。
「リチア、行きまーす」と言わんばかりに召喚したのはやはり来た、
2体目の「V作戦の要」イヌガミ。
これにヤドカリンを付けたイヌガミに対してゼロの支援は、フェレット。
取り敢えず先制を耐えてリチアに鍵が渡るかと思われた直後…、

「ぜ、全滅…!2体のイヌガミが、全滅…!5分と持たずにか…!」

何と16%即死が発動してゼロが勝利してしまった。
ギャラリーからは「ゼロのアサシンは化け物か!」と驚きの声が上がる一方、
早くもライフアウトのリチアは、
まさかの敗北に「ぼ、僕が…イヌガミを…一番、うまく、使えるんだ…」と肩を落とすのだった。

某ロボットアニメネタはこれぐらいにして試合に戻ろう。
ともあれ幸運にもホルダーを維持できたゼロは、
ブルーザガで歩きつつ2つ目の祠へ。
ダゴナイトを配置して手札も緑白、
ここを凌げば入城勝利という位置まで辿り着いた。

今のところ「先制の偉い人」状態のゼロに対し、
祠横に先回りしていたクーが攻め込む。
勿論クーはしっかりとソリューションを持っていた――バルキリー燕+支援亡者の盾。
これでゼロの支援ハコリスを潰し、
再び鍵を手に入れることに成功する。

ここで祠に着けば祠到達数でゼロと並ぶクー。
しかし次の祠には序盤から出遅れ気味のブカが、
隼丸配置+手札緑1白3で待ち構えていた。
対するクーはレイクーン+支援特性侵食で強引に攻め込むが、
この苦し紛れの侵略は、
ブカの「魔王の鼓動」であっさりと堰き止められてしまうのだった。

試合時間が半分を過ぎたところで漸く鍵を手に入れたブカは、
手札を青1赤2緑1白2としてターンエンド、
1つ目の祠を手に入れる。
しかしゼロが既に祠が2つ周っているだけに、
ここからの逆転は非常に厳しいのが現状だ。

マップが朝に変わり、
先程痛恨の敗北を喫したクーは現世の歩兵を置いた後、
ウォーテウムで侵略を行なう。
支援を使わなかったことで見る間に上がるウォーテウムの攻撃値。
ところがブカはこれに対して完璧なソリューションを用意していたのだった――ブカの支援、パンダ師範。
避けも即死も決められたクーはここでライフアウト、
「現世を置かなければ良かった」と嘆いた時には、後の祭だった。

残るゼロとリチアが先回りをしていたこともあり、
鍵を守り通すことに成功したブカ。
しかし祠が一巡した関係で、
次の祠にはゼロのケンタウルスヘルが残っていた。
ゼロは手札に黄赤白を残していたということで、
ブカはケンタウルスヘル+心眼で攻め込む。
心眼を避け無効付きの先制で貫かれる可能性もあって、
決して鉄板とは言い切れない侵略だったが――ゼロの支援は、グリゲーター。

ともあれこれで2つ目の祠を獲得し、
残り5分のところでゼロに追い付いたブカ。
しかしその横には既にゼロが待ち構えており、
更に次の祠にはそのゼロが配置したアサシンが。
祠待ちされる心配の無いゼロは、
支援の無いブカのケンタウルスヘルをラフリア(冬)+道化師の呪いで討ち取り、
そのまま入城で勝利…するかと思われた。

しかし肝心なところで「道化師の偉い人」ゼロは、
移動できる色が足りなくて祠に辿り付けない。
結局手札に黄青を残したまま、
現世の歩兵で強化したMr.ジェントルを配置して立ち往生してしまう。
まさかの移動事故にゼロは頭を抱えた。

予想外のアクシデントを前にクーは動けず、
リチアはライフアウト。
そしてブカは現世の歩兵を剣のローレンス+ヤドカリンで狩りにかかる。
対するゼロはハコリスで耐えようとするが、
ローレンスの微妙な攻撃値アップのせいで避けが発動しないばかりか、
即死まで決められてしまう。
これによって残りライフの無いゼロはライフアウト、
最後の最後でまさかの鍵落としが発生してしまった。

結局次のターンにブカがその鍵を拾ったところで試合終了。
最終的にライフアウトの有無の差で「八千代台の暴君」ブカが1位となり、
序盤でリードを取ったゼロは2位という結果となった。

<<<試合終了>>>

序盤出遅れたブカが、
防衛戦闘を制して祠2タテを決め逆転。
ライフアウトをうまく回避したのが逆転に繋がった。

エース杯連覇が期待されたクーは3位。
精霊族山盛りのウォーテウム砲デッキだった様だが、
やはりパンダ師範を直撃されたのが痛かった。
そしてリチアは痛恨の16%即死を食らって気落ちしたのか、
その後戦闘に絡むことが出来ずに4位に終わった。
「僕は…あの人達に、勝ちたい…」と次回大会で奮起してくれることに期待したい。
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宇都宮再来訪

2008-02-25 00:16:09 | 釣果/ロケ情報
昨日は宇都宮まで行き、
クラウ・ソラスさん主催の対戦会に参加してきました。
お題は「戦闘支援カード10枚以上」ということで、
こんなデッキを持ち込んでみました。

Ver 弐 [FREE] 宇都宮グッドヒル

黄 3枚: オウリーン×3
青 9枚: マーメイド×3、 シータンク×2、 ケルピー、 ブルーザガ×3
赤 3枚: バルキリー燕×3
緑 2枚: 現世の歩兵×2
魔 3枚: 天女の羽衣×3
援10枚: 威圧のオーラ、 心眼、 かすめ取り、 背水の陣×3、 アンデッドソード、
      縛りの呪い×3

移動値 黄:6 青:15 赤:12 緑:8 無:9 計:50

(もうカメポ。デッキ作成ツール使用)

恐らく無能力系が多いであろう、
そして色支援はまず入らないだろうと予想し、
バルキリー燕と背水の陣は3積み。
アルベールもそれなりに多いであろうと予想し、
縛りの呪いも3積み。
あとは適当に白支援スロットを埋め、
ハンドコスト要員を適当に揃えて完成となった次第です。

使ってみた結果やはりバルキリー燕の威力は絶大で、
多くの状況で確定勝ちを作ることが出来ました。
余りにも活躍しすぎたので、
クラウ・ソラスさんから「燕かすめ禁止令」が上がる程です。
とはいえサーチ系が少ないのは問題で、
燕と支援が揃った状態で攻め込めないことも多かったです。
あとリーン姫で燕を引っこ抜かれたり、
ダゴンやねんねんねを使っている人がいたり、
と「燕さえあれば勝てる」という状況では必ずしもなかったのは事実です。
まあ一番の問題はカードリーダーの読み込みが悪くて、
24枚とか酷い時には19枚しか読み込まれないとか、
デッキ自体が破綻することが多かったことでしょうか。
やはりメンテナンスに詳しい人がいないのが辛そうです。

意外だったのが思ったよりも多くの人が、
普通に祠間を移動できていたことでした。
もう少し牛歩戦法や泥試合になると予想していたのですが、
むしろチェイサーターンに移動できなくて沈没する人が多かった様です。

その後は通常のデッキで対戦したり、
店のサービスで競技会モードで対戦したりした後、
17時頃にまことさん(本当にありがとうございます)の車で宇都宮駅まで送ってもらい、
餃子を食べたりお土産を買ったりしてから帰路に就いた次第です。
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津田沼第9回エース杯レポート(その3: 成るか天変地異編)

2008-02-24 00:06:07 | 大会
昨日はみなもまで足を伸ばす案もあったのですが、
宇都宮行きのことも考えて近場の吉祥寺へ。
Shiinaさんやロンファ君を相手に対戦会用のデッキを回し、
最終チェックを行なってきました。
果たして当日どんな対戦になるのか、
期待半分不安半分といった感じです。

そんな訳で今回はエース杯の予選第2試合のレポートをお送りします。
優勝経験を持つ「天変地異を起こす男」の活躍に注目です。

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予選第2試合(Kimberly、AZOTH、ARK、渡瀬川 和音《ミフミ》)

本試合の一番の注目株は何といっても「天変地異を起こす男」AZOTH。
SDBでもエース杯でも彼の「天変地異」に苦汁を嘗めさせられたプレイヤーは数知れず。
第7回のエース杯では優勝まで手にしている。
祠から2マスはまさに彼の「縄張り」だ。

対するは全国各地の大会を渡り歩く「ミスター戦人」ARKに、
「ガチ守り」をやらせたら今大会参加者の中でも屈指という「珍獣王」ミフミ、
そして「赤い剣」の空振り街道からの脱却を目指す「悲哀の剣豪」Kimberly。
彼ら強豪相手にAZOTHが天変地異を吹き荒らすのか、
そもそも彼のデッキに天変地異は入っているのか、
全く目の離せない試合となるのは確実だ。

<<<試合開始>>>

マップは図書館(昼)、西スタート。
天女の羽衣の詠唱の無い中ARKが鍵取りに行く一方、
ミフミは早くも阿+青白で早くも「ガチ守り」体勢。
残る2人は祠横という立ち上がりとなった。

ホルダーとなったARKは、
ミフミのいきなりの「ガチ守り」に臆することなく攻め込む。
その侵略は、魔法剣客+支援ヤドカリン。
対するミフミの支援は――トットー。
「やってしまった」という表情のARKだが、
何と確率避けは不発。
それどころかヤドカリンの即死まで決まり、
ここはARKがまず1つ目の祠を獲得となった。
もっともミフミにとっては即死を食らったのは、
オーバーキルを回避できたということで不幸中の幸いといえただろう。
そしてこれが今後の勝負で重大な意味を持つのである。

さて手札を使い切ったARKに対し、
KimとAZOTHの早押し勝負となったチェイサーターン。
この勝負を制したのは、「天変地異を起こす男」AZOTHで、
攻撃値が17上がった千年の王で鍵を奪うことに成功する。
がっくりとうなだれたのは最近負けが込んでいる「悲哀の剣豪」Kimであった。

ところが次の祠には、
先程確率勝負に敗れたミフミが、
Mr.ジェントル+白で待ち構えていた。
直前の戦闘で主力を使ってしまった上に白支援も引けないAZOTHは、
攻撃値14の鬼ブルで無理矢理攻め込まざるを得ない。
しかしそこに無情にも突き刺さるミフミの「かすめ取り」。
これでヤドカリンを奪われたAZOTHは完全に勝ち目を失った上、
即死まで決められてしまった。
ちなみに「オーバーキルされなかった」とガッツポーズを取ったAZOTHだが、
ここでのMr.ジェントルの攻撃値上昇は10。
ヤドカリンと合わせても攻撃値は23で、
耐久値14の鬼ブルはもともとオーバーキルされないのだった。

ともあれ漸く鍵を手に入れたミフミは、
ブルーザガとシータンクをフル活用して白支援をかき集め、
最終的には手札を黄1緑1白3として1つ目の祠を獲得。
圧倒的なプレッシャーで祠2タテを射程圏内に収める。

ミフミの独走を阻止すべく攻め込んだのは、AZOTHとKimの2人。
まずAZOTHの侵略は何とセラフィー・ルカ。
先回りしようとして立ち往生してしまったARKは悲鳴を上げるが、
両者の支援はどちらもかすめ取り。
どうやらMr.ジェントルが耐久値+5で止まることを当てにしての突撃だった様だが――上昇値は、+10。
続く2番手Kimの侵略は、ついにやって来た赤い剣、「グラディウス」。
2段階強化で攻撃値も51とエンジン全開のKimの支援は、
またしてもかすめ取り。
これでミフミの心眼を奪うと攻撃値は丁度60となり、
Mr.ジェントルを黄身すら残らぬ程に粉砕したのだった。

漸く鍵を手に入れたKimはそのまま祠に着くが、
暫く考えた末に手札に赤白を残したまま――言うまでもなく赤はグラディウスだ――裸で終了。
ここはグラディウスを温存して次の侵略で使おうという考えの様だ。

さてマップが夕方に変わって迎えたチェイサーターン。
行き場の無いAZOTHがライフアウトする中、
戦闘1番を取ったのはミフミ。
アンチュ+縛りの呪いという微妙な攻撃値で、
再度鍵を手に入れることに成功する。

しかし次の祠にはARKのピアスが、
手札白で待ち構えていた。
今一つ手札の苦しいミフミは、
アラクノフォビア+無支援で強引に攻め込む。
ARKの支援が聖騎士の紋章なら先制を避けて勝つ可能性もあったのだが――使われた支援は、フィールドアーマ。
避けが決まったお陰でライフこそ失わなかったものの、
鍵はARKの手に渡ってしまったのだった。

残り5分の表示の中、
ARKは勝利を確定すべく、
ミフミの目の前にモンスターを配置して進路妨害。
最終的に手札を赤1枚として、
祠2つ目を獲得する。
誰もが――少なくともARK自身は――ARKの勝利を確信したことだろう。

ARKにとっての誤算は、
ミフミが要所要所でライフ損失を最低限に抑えていたこと、
そして――ミフミは丁度「幸福のラッパ」の効果ターン中だったことだった。
ミフミの前を遮るモンスターは「ラッパ」の効果で消え、
更にテレポートでミフミはARKのいる祠のすぐ真横へ。
慌ててKimが駆け込んだ時には、
既にミフミはナイトキャット+モグタンで、
支援がウォーリアーだったARKのピアスを討ち取っていたのだった。
この戦闘でオーバーキルを受けたARKはここでライフアウト。
そしてこれがARKにとっての「致命傷」となるのであるが、
それについては準決勝の際に改めて話そう。

さて何とか鍵を取り返し、
2つ目の祠を手に入れたいミフミだが、
次の祠には今度はAZOTHのジラコバルトが、
手札緑白で待ち構えていた。
残り3分と時間的に余裕の無いミフミは、
大胆にもジラクリムゾン+縛りの呪いで攻め込む。
これでAZOTHがハコリスを使えばミフミの勝利の目は潰えたのだが――AZOTHの支援は、トリックスターだった。
どうやらAZOTHの白レア枠はかすめ取りとトリックスターで、
天変地異は入っていない様だ。

ともあれ2つ目の祠を取って追い付いたミフミ。
これに対して先程出遅れたKimが攻め込むが、
ここでもAZOTHに先を越されてしまう。
AZOTHの侵略は、「お返し」とばかりのジラクリムゾン。
手札の無いミフミから鍵を奪うには、
十分な威力だった。

せめて祠1つは取りたい「天変地異を起こしてくれない男」AZOTH。
次の祠にはKimが侵略で使用した、
攻撃値51のグラディウスが残っている。
そしてそのKimの手札は、赤1白2。
赤がグラディウスであるのはほぼ間違い無いとして、
2つの白が何か気になるところだ。
これに対してAZOTHは、
序盤での侵略でも使われた千年の王を再度登場させる。
そして両者のモンスターが対峙した直後、
AZOTHの「かすめ取り」がKimの珍獣の羽を奪う。
そして攻撃値が29上がった千年の王が、
ライフが残りわずかのKimを消し炭に変えたのだった。

こうしてAZOTHが最後に祠1つを獲得したところで試合終了。
ノーミスで祠2つを周ることに成功したミフミが1位で予選通過となった。

<<<試合終了>>>

ミフミは序盤の確率勝負を落として窮地に陥るものの、
即死を食らったり避けが決まったりなどでライフを維持し、
それが最後の逆転に繋がった。
ARKは終盤のライフアウトが痛手となり、
結果的にぎりぎりの所で予選落ちとなるのだが、
これについては準決勝の時に詳しく解説しよう。

「天変地異」を起こすことが期待されたAZOTHは、
天変地異の無いデッキを使ったことが仇になったか3位。
序盤のARKに対する侵略で、
千年の王をミフミの祠待ちの為に温存しておれば、
また違う結果となっただろう。
「悲哀の剣豪」Kimは今回もチャンスに恵まれず4位に終わった。
試合の高速化が進む津田沼の大会環境下では、
ほぼ黄単というグラディウスデッキはやはり移動が苦しく、
肝心なところで出遅れる展開が増えている様だ。
拘りを通すのか、それとも新たな転機を見出すのか、
今後の動向に注目したいところだ。
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ジャンプバグ1周クリア記念

2008-02-23 01:48:22 | その他
昨日は所用の関係で夕方から千葉入り。
アヴァロンは宇都宮用のデッキを軽く練習し、
エミュレータではジャンプバグを初めて1周することに成功しました。
4面での2ミスが無ければもう少し進めたかも知れません。

その後は津田沼、本八幡と立ち寄ったのですが、
本八幡ではとえ会の人と久々の対面。
クーちゃんと音ゲーで色々頑張っていた様です。
取り敢えず元気な様なので、
今後の大会での活躍に期待したいところです。

そんなこんなで気がつくと終電の時間となり、
帰宅となった次第です。
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24日は宇都宮へGO

2008-02-22 00:08:21 | 釣果/ロケ情報
昨日は久々に厚木まで足を伸ばし、
ゼットンでアヴァロンをプレイしてきました。
この日は一風変わったデッキを回していたのですが、
実は今度の日曜に宇都宮グッドヒルで対戦会が行なわれるので、
それ用のデッキを練習していたのでした。
「戦闘支援カード30枚…もとい10枚以上」という、
個人的にはあまり魅力的でないレギュレーションだそうですが、
魅力的でないなりに移動できてそこそこ強いデッキは出来た、
という感じです。
ともあれ当日本当に行けるかどうかが大事となりそうです。

その後は海老名まで歩いて移動し、
駅前のタイトー系ゲーセンを軽く覗き見。
大した品揃えでもなかったので、
今まで乗ったことの無かった相鉄線で横浜を経由し、
そのまま川崎へ。
川崎では勿論サイキック5な訳ですが、
1回目は3面で総崩れになったのでやり直し。
2回目は7面が奇跡的に繋がったのですが、
今度は6面最後の繋ぎを失敗して惜しくも全面オールゴールド達成は成らず。
それでも点数は800万を越え、
まずまずといった感じです。

そんな訳で改めて宣伝を。
今週日曜日(24日)は宇都宮のグッドヒルにて対戦会が行なわれます。
「戦闘支援カード10枚以上」というレギュレーションが採用されるので、
可能ならばデッキを用意しておくと良いでしょう。
店への行き方などについては、
以前行ったときのレポートを参考にすると良いでしょう。
コメント (9)
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津田沼第9回エース杯レポート(その2: キャラ分布とまさに圧倒的編)

2008-02-21 00:05:51 | 大会
そんな訳で今日は第9回エース杯の、
予選第1試合をお送りします。
各地の大会での優勝経験を持つ強豪が揃ったこの試合は、
「ザ・圧倒」というべき展開となりました。

----

予選第1試合(ロンファ、冥ペンAO.《AO.》、秋月 湊、ルイーゼ《霧沢》)

SDB連覇の実力者である「関東アヴァロンの重鎮」が、
第1試合で早くも登場。
対するはSDB優勝経験を持つ「八千代台の殺し屋」AO、
みなも大会連覇の経験を持つ「攻撃強化の化身」ロンファ、
そして今回が大会初参加という「期待の新人」秋月 湊。
果たしてどんな試合が繰り広げられるのか。

ちなみに今大会予選におけるプレイヤーキャラの分布は次の様になった。

カルノ **
イーノ **
ローザ *******
シズマ **
コッペ
アリュ **
ダグリ ***
デアラ **

SDB24での集計結果に比べるとイーノの使用率が減り、
圧倒的に多いローザ以外はほぼ満遍なく分布、
そして何故かコッペリアが0という意外と結果となった。
次回大会に出たいと考えている人は参考にしてみると、
色々と目立てて良いかも知れない。

<<<試合開始>>>

マップは試練の塔(夕方)、南西スタート。
早速秋月が鍵取りに走るが、
それよりも先に霧沢の天女の羽衣が。
鍵取りではテレポートが移動に優先することを知っておれば天女詠唱と共に対処が出来たのだが、
どうやら秋月はそれを知らなかったらしく、
ターン終了と共に吹き飛ばされてしまった。
ちなみにロンファは祠横に付け、
十分な先回りが出来なかったAOはワープゾーンで様子見、
という立ち上がりとなった。

幸先の良いスタートを切った霧沢はそのまま1つ目の祠へ。
祠間の距離が最短10マスと短い上、
ドローアイテムも手に入れられたこともあり、
配置こそキラーレディーなものの手札は緑1白2。
うまく行けば2タテも射程圏内だ。

さて迎えたチェイサーターン。
祠横で待ち構えていたロンファが1番を取ると思われたが、
手札が揃っていなかったせいか出遅れてしまう。
結局1番は開幕で出遅れた秋月が獲得し、
ロンファは2番に。
その秋月の侵略はバルキリークララ+威圧のオーラ。
対する霧沢の支援は――聖騎士の紋章。
どうやらドローアイテムで引いた支援がこれだった様だ。

序盤の出遅れを取り戻したい秋月。
しかし次の祠にはAOのダゴンが、
手札黄白で待ち構えていた。
これに対し手札にイカロスウイングを抱えてしまった秋月は移動距離が足りず、
祠の手前でケンタウルスヘル配置+手札黄で立ち往生してしまう。

この隙に付け込みたいAOだが手札に支援が無かったせいか動けず、
1番を取ったのは霧沢。
前ターンに出遅れたロンファも2番で攻め込むが、
霧沢の侵略は、ピノ+コングボス。

再度鍵を手に入れた霧沢だが、
その間にAOは手札を黄2赤2白2としていた。
霧沢はここは強引に現世の歩兵で攻め込む。
そしてその支援は、威圧のオーラ。
「攻撃値+18」の表示の後、
AOの支援が公開される――硬気功。

霧沢の攻撃値: 12+18=30
AOの耐久値: 17+13=30

全く丁度の数値で霧沢はAOのダゴンを討ち取り、
試合開始から10分も経たないうちに、
早くも2つ目の祠を獲得したのだった。

この時点で霧沢の手札は黄2青1。
ロンファと秋月がホルダー目掛けて飛び込むが、
1番を取ったプレイヤーの名前を見て、
霧沢は悲鳴を上げた――1番を取ったのは、「攻撃強化の化身」ロンファ。
そしてその5枚の手札の中には、しっかりと白支援が握られていたのだった。
攻撃値+32の大ダメージを覚悟した霧沢――しかしロンファの侵略は、セラフィー・ルカ+「目くらまし」。

AOがライフアウトしたこともあり、
ロンファが位置入れ替えに選べるのは霧沢と秋月の2人。
ここは祠近くに飛ばされた霧沢を選び、
その後十分歩いて手札に白を残した状態でチャリオを配置。
試合開始から10分にして、
漸く霧沢以外のプレイヤーが祠1つを獲得したのだった。

マップが昼に変わって仕切りなおしとなったところで、
秋月と先程ライフアウトを喫したAOがホルダーに向かうが、
1番を取ったのはAO。
その侵略は、ミスブラッディー+熱帯魚の唇。
対するロンファは支援を使わないものの耐久値は微妙にAO側の攻撃値を上回り、
勝負は確率に持ち越された。
確率即死46%とロンファにやや有利な勝負を制したのは――AO。

一発逆転を狙いたいAO。
しかし次の祠には霧沢がミスブラッディー+手札緑で待ち構えていた。
これに対しAOは熱帯魚の唇でほぼ完璧というべきソリューションを、
既に用意していたのだった――AOの侵略、ユキ・ダルマン+支援「名刀の刃紋」。
これで霧沢の支援ハコリスを貫いて1つ目の祠を獲得。
更にユキ・ダルマンの効果で白を引き、
奇跡の大逆転の可能性も見えてきた。

しかし場の優位は相変わらず霧沢の側にあった。
ロンファと秋月が迫る中、
霧沢はすかさず1番を獲得。
その侵略は――何とビーパ+支援AI。
この大胆な攻めに対し、AOの支援は――無し。

実はAOが引いてきた支援は、
戦人族に「だけ」先制を付加する「聖騎士の紋章」だったのだ。
いくら白支援とはいえ、
ユキ・ダルマンにとっては単なる攻撃値+12に過ぎないのだ。

この勇気ある選択によってまたしても鍵を手に入れた霧沢は、
試合時間を3分残して3つ目の祠、
そして賢者の城へと到達。
準決勝への切符を勝ち取ったのだった。

<<<試合終了>>>

他プレイヤーが勝負所で出遅れる中、
大胆な侵略で戦闘を制した霧沢が、
入城で予選通過を決めた。
初出場の秋月は残念ながら祠を周れずに4位に終わってしまった。
次回の活躍に期待したい。
コメント (2)
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津田沼第9回エース杯レポート(その1: 炎の大逆転編)

2008-02-20 00:39:24 | 大会
昨日は夕方から1週間ぶりの川崎入り。
サイキック5は6面以降が全く繋がらない上にミスを連発し、
結局600万前半という結果に。
アヴァロンはレベル上げのみを行ない、
サボーが漸く終了となりました。

そんな訳でいよいよエース杯のレポートに入ります。
最初にお届けするのは私が参戦した予選第3試合、
手前味噌ながら今大会のベストバウトといえる試合です。

----

予選第3試合(アイシャ《カルム》、水曜魔導でしょう《私》、MIRA、ロン)

最早お約束とばかりに、
またしてもカルムさんと予選で当たってしまう。
とはいえ最近の対戦では割りと勝ち越しており、
かつての様に「当たったら終わり」という程でもなくなってきているのも事実。
寧ろSDB24で対戦したことのあるロンさんや、
津田沼大会は久々というMIRAさんの方が、
何をやって来るか分からない分恐いという気持ちの方が強かったり。

ちなみに今回の大会の参加者は20人で、
予選は5ブロックに分けて行なわれる。
各ブロック1位は無条件で通過、
これに各ブロック2位のうち上位3人を加えた計8人が準決勝に進出となる。
取り敢えず1位は無理でも祠2つを取って2位通過を狙いたいところ。

<<<試合開始>>>

マップは試練の塔(夕方)、北東スタート。
開幕の手札には天女もテレポ要員も無く、
それどころか黄色を歩けるカードは審判の石像しかない、
という塩辛い状況。
しかも祠横に付けるにはその黄マスを歩かなければならないのだ。
考えた末、止む無く石像を移動に消費。
祠横に付けることに。
ちなみにMIRAも同じように祠横に付け、
ロンは何と「エルフの秘宝」を3連発しながら同じく祠横に。
そして鍵を取ったのは、
一番鍵を取らせたくない「アヴァロン課長」カルムだった。

さてその「課長」カルムは周りが微妙に塞がれる中、
何とか回避をして祠1つ目を獲得。
石像を配置して手札は赤という状況だ。

この時点で私の手札にはバルキリー燕とアサシンとアンデッドソードが。
しかし開幕ということでアンデッドソードでは火力不足なのだ。
燕+アサシンで燕返しできれば完璧なのだが、
もしカルムが使わなければ(あるいはブラフなら)、
と色々悩んでいるうちにチェイサーターン開始。
若干出遅れたと思ったが何とか燕で1番を予約成功。
そして戦闘では結局、アンデッドソードを使用。
支援を使わない可能性を予想したのだが――カルムはクマゴロウを使用。
結局撃破こそされなかったもののここで鍵は取れず、
鍵は2番手のMIRA(ちなみに侵略はピノ+刹那の見切り)の手に。
その間にロンは祠横でもないけれど先回りをしており、
早くも負け試合の展開だ。

ホルダーになったMIRAは特に事故らずにそのまま1つ目の祠へ。
配置はバルキリー燕、そして手札は青1枚だ。

この時点で手札には支援は無い為攻め手は乏しく、
かといって飛ばされた位置は先回りには苦しい位置。
悩んだ末強引に攻め込むことに。
幸いにもロンがもたついていたこともあって戦闘1番は取れた(ロンが譲ったという見方もあるが)のだが、
侵略は無支援キラーレディーと非常に心細い。
そして――MIRAのサテライトから支援を使う音が。
がっくりとうなだれた所に、無情にもトットーの34%避けが突き刺さる。
結局鍵はシーウエポン+珍獣の羽で攻め込んだ2番手ロンの手に。
やはりここは先回りすべきだったか。

そしてロンのホルダーターン。
ロンの手札は――何と色カードは黄1枚のみで残りは全部魔法と支援。
珍獣の羽でワープゾーン側――私の飛ばされた側と反対方向だ――に飛んだ後、
ロンはとんでもないものを配置してきた――何と「ドリルザーグ」で祠に逆戻りしてきたのだ。

この時点で私のライフは既に1。
攻めなければライフアウトなのだが支援には恵まれず、
白支援ばかりのロン相手には非常に苦しい。
とはいえ祠に戻ってくれたのは幸いで、
MIRAよりも先に動いて戦闘1番を取ることに成功。
私の侵略は、アサシン+モグタン。
反射や即死無効を食らわなければ、
最悪でも確率勝負には持ち込める攻め手だ。
対するロンの支援は――「黒の称号」。

さて漸く鍵を手に入れることに成功した私だが、
次の祠にはカルムがシータンク+手札赤2魔法1白1で待ち構えていた。
これに対して私はガルダ+心眼で攻め込む。
この時点で私のデッキ枚数は11で攻撃値は30。
硬気功を使われたらアウト、
刹那の見切りだと避け60%で私が不利、
トリックスターだったら私の勝ち、
というところまでは考えたのだが――カルムの支援は、何と「光の盾」。
吃驚したところに更に59%反射が突き刺さり、
残りわずか2点のライフを削り切ったのだった。

<<<試合終了>…といいたいところだが実はまだ続きが。
この後カルムは手札を適当に整理して祠2つ目を獲得。
そしてマップは昼に変更。

この時点で私の手札には天女の羽衣1枚にシータンク2枚が。
しかし何を思ったか、
シータンクで支援を引き出す前に天女を使用してしまう。
これでは無支援でカルムの陣に攻め込むことになる。
さすがにそれは出来ないということで諦めて次の祠へ。
あとは残り2人の動きだが、
何とどちらもカルムに攻め込めず、
一目散に逃げ出してしまった。
結局シータンク+心眼で祠待ちを行なうが、
完全に苦し紛れの選択なのは明かだ。

結局カルムの一人勝ちか、
と思いながら迎えたホルダーターン。
ところがロンとMIRAが微妙に進路を塞いだせいか、
それとも私の祠待ちを警戒したのか、
カルムは祠まで行けずアライクパを置いて止まってしまう。
まあこの時点で残り時間は5分前後でほぼ予選通過は確定であり、
無理はしないという選択を選んだだけかも知れないが。

流石にこの位置では攻めこめないので侵略は2人に任せ、
私は祠をキープ。
戦闘は1番を取ったMIRAが、
ファントムゼリー(現世強化で20/20)+珍獣の羽でカルムの名刀の刃紋を討ち取って勝利、
カルムはここでライフアウト。
ちなみにこの時点で私の手札にAIと「かすめ取り」が入ったのだが――実はこれがこの試合のキーカードとなるのであった。

さて既に祠を1つ周っており、
ここで勝てば予選通過はほぼ確実というMIRA。
その侵略は――バルキリー燕。
ここぞとばかりに「かすめ取り」をぶつけ――手に入れたのはトリックスター。
これで背水の陣や消滅だったらMIRAがヒーローだったのだが、
ひとまず「天敵」を直撃させて鍵を取ることに成功。

この時点で残り時間は3分の表示が。
時間も無いということですぐにターンを終え、
漸く祠を1つ獲得。
実はこの時点でデッキが1周し、
手札に新たな「かすめ取り」が加わったのだが、
これがまたしても嵐を引き起こすのである。

これに攻め込んだのはMIRAとロンの2人で、
ほぼ予選通過確実のカルムは祠横で待機。
まず1番手MIRAの侵略はキラーレディー。
ここは手堅くAIを使うがMIRAの支援は刹那の見切り。
36%の避けは――決まらずMIRAはライフアウト。
2番手ロンの侵略は――何と「瞳のアルベール」。
直前の支援は何だったか忘れてしまっており、
面倒だったのでかすめ取りをぶっ放つ。
そして奪った支援が――何と「道化師の呪い」。
驚いている間にアルベールの瞳効果が発動、
出てきたのは黒の称号。
実は心眼を使えば確定で勝てたのだが勝負は確率に持ち越され、
その結果――ロンは攻撃値45のシータンクに焼き尽くされたのだった。

そんな訳でチェイサー2人をライフアウトさせ、
次のターンが来るかどうか気になるところだったが――ターンは訪れた。
手札が白2枚天女1枚と非常に厳しい状況だったのだが、
ワープアイテムがうまい具合に散らばっていたので、
それを利用して辛くも2つ目の祠到達。
ここで試合終了となった。

取り敢えず祠は2つ周ったし、
ポイント差で予選通過となるか、
と思いながら結果発表を見てみると…、

校長「よく出来ました!」

何と20点程の差を付けてカルムを逆転し1位。
予選通過をいきなり決めてしまったのだった。

<<<試合終了>>>

序盤がぐだぐだで完全に負け試合だったのだが、
残り3分での防衛3連戦で一気に大逆転。
自分でも信じられない結果で、
こんな試合は恐らく今後無いのではないか。

正直この試合は対戦相手のミスに助けられた感じで、
序盤の無理攻めを止めて先回りをしたり、
配置などの操作を丁寧に行なったりすれば、
もっと安定した結果を出せた筈。
尤もカルムさんの祠2つ目到達時点ではかすめ取りを引けておらず、
その時点で持っていた(であろう)名刀の刃紋に対抗する手段が無かったので、
結果オーライという感じではある。
ともあれ反省点の多い試合ではあった。
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