という訳で序盤から全く進んでいなかった、
クラブセガ港北の第16回大会(11月分)の決勝の様子の、
続きをお送りします。
というか試合が長いということで、
まだまだ続きます。
何とか日曜までには完結させたいところです。
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決勝戦(カルム、ニノ、おのっち、ハミルトン)
<<<前回までのあらすじ>>>
(
港北クラブセガ第16回大会レポート(決勝戦: その1))
開幕で鍵を取った『竜族』使いのハミルトンに対し、
『白焼きウォーフォーク』のニノは早くも《破壊の業火》を発動。
そのハミルトンが祠を1つ周ったところで、
『異形サボー』を駆るおのっちが鍵を奪うも、
《シードラコ》で白支援を戻した『黒い戦人』カルムの《ピノ》に大苦戦。
結局そのカルムが祠待ちを成功させ、
手札を黄赤緑白(支援は《AI》《フェレット》《堕天使の嘆き》)とほぼ万全の状態で、
1つ目の祠を手に入れたのだった。
<<<つづき>>>
マップが夕方に変わって迎えたチェイサーターン。
カルムとしてはハミルトンの《シーワーム》強化ドラゴン相手に《堕天使》を直撃させたいところだったのだが、
そのハミルトンは戦闘を諦めて次の祠へ先回り。
そして1番を取ったのは、
先程のリベンジに燃えるおのっち。
その侵略、《ゴースト》+《堕天使の嘆き》に対し、
カルムの支援は――無し。
ここは素直に《AI》か《フェレット》を使っていれば守れた戦闘で、
2番手のニノも《シードラコ》を除去に来ていただけだった為、
うまくいけば祠2タテのチャンスだったのだ。
守れないと判断したのか、
それとも《かすめ取り》を読んだのかは今となっては不明だが、
ともあれこの防衛失敗でカルム(と、戦闘が回って来なかったニノ)はライフアウト。
そしてこれが、後々の展開に大きく影響を及ぼすこととなるのである。
本題に戻ろう。
辛くも鍵を奪い返したおのっちは、
『15分経過』の表示の中、
漸く1つ目の祠に到着。
《異形の力》で手札を白2枚とし、
そして配置するのは――今回のおのっちの切り札、《ダゴン》だ。
この天然《封じ込め》持ちに対し、
先回りしていたハミルトンは直ぐにはソリューションを出せない。
ひとまずパラメータ勝負に持ち込もうと《シーワーム》で歩き始めるが、
その間に体勢を立て直したニノに戦闘1番を取られてしまう。
そのニノの侵略モンスターは、《現世の歩兵》で強化された《ウォーフォーク》。
これに《エンペラー》を付けておのっちの《メルトダウン》を貫き、
鍵はニノの手に。
おのっちが敢えて譲った可能性もあるが、
ともあれ戦闘が回って来なかったハミルトンは、
ここでライフアウトとなったのだった。
しかし次の祠に立ち塞がるのは、またしてもカルム。
今度は《アラクノフォビア》+白1枚(中身は先程温存していた《堕天使の嘆き》だ)という陣容で、
何が何でも祠を通さない構えだ。
ニノとしては前ターンのうちに《業火》でカルムを丸裸にしたいところだったのだが、
流石にそこまで完璧な回りとはいかなかった様だ。
ひとまず次善の策として《レッドザガ》から《業火》と繋ぎ、
《ウォーフォーク》+黄青で止まりつつ『白焼き』を発動。
これでまた暫くは白支援は飛んで来ない筈だ。
ところがここでカルムが予想外の行動に出る。
手札に来ていた《シードラコ》で白支援を戻した後――その《シードラコ》を何と《ケルピー》で轢殺してしまったのだ!
『白焼き』対策を《シードラコ》に頼っていたおのっち、ハミルトンにとっては、
まさに『死刑宣告』というべき奇策だ。
一方ニノに戦闘を挑んだおのっちは、
《ジラコバルト》+《ハコリス》という非力な侵略ながらも、
ニノ側に支援が無かったこともあり勝利。
そしてターン終了時のINFOでカルムの『奇策』を知り、
思わず悲鳴を上げるのだった。
おのっちにとっては《シードラコ》エンジンを取り上げられた上、
先程の戦闘で《ジラコバルト》を消費してしまい、
ほぼ『丸腰』という状態でここからの戦闘をこなさなければならない。
とはいえここは逃げる選択肢が無かったか、
《コアラ先生》で《サボー》を置きつつ祠に突撃。
その侵略は――《Mr.ジェントル》+《ヤドカリン》。
避け確率が大きくならない様に、
攻撃値上昇が低くなることを祈ったおのっちだが――こんな時に限って天才奇術師が出した数値は、『攻撃値・耐久値+15』。
それをあざ笑うかの様にカルムは《トットー》を叩きつけ、
無情の『ダブル避け』でおのっちの侵略を無に帰すのだった。
こうなれば試合は完全にカルムのペース。
駄目押しとばかりにおのっちの進路を《審判の石像》で塞ぎ、
次ターンの祠待ちの可能性を潰しつつ、
2つ目の祠を獲得。
そしてギャラリーの多くがカルムの勝利を確信した時、
2度目のマップチェンジが発生したのだった。
<<<つづく>>>